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精神も頭脳も、等しく体の一部

精神も頭脳も等しく体の一部である

精神・頭脳・体の境界線は明確には区切れない

心を強く保つには、その入れ物である体力が必要

職業としての小説家

職業としての小説家


村上春樹さんの、職業としての小説家、という本の中を読みました。小説を仕事とするということはどういうことなのか、何が大切なのか、といった内容です。

その中に、仕事とランニング、という主旨の一説があり、共感したので、私見も交えてお伝えします。

小説家の仕事

村上さんは30年以上にわたり小説をかきつづけています。

小説を書くことは多くの人にできるが、それを長期間継続することはとても難しい、と語っています。

例えば長編を書く時は、数年に渡り毎日5時間くらい書き続けるそうです。しかもそれを何作か書くとなると、高い集中力と長い期間の忍耐力が求められる仕事なのだと感じます。

ランニングと小説執筆


村上さんはランナーとしても有名な方です。フルマラソンやウルトラマラソン、トライアスロンもやられてます。

ランニングを始めた理由は、小説を書く体力を維持するため、と書かれています。

小説家は、体というよりは、頭脳を使う仕事ですが、それでも体力は必要、ということです。

一般的には、体力と頭脳・精神は分かれて語られがちですが、やはり体と心は深くつながっているように私も思います。フィジカルが良い状態は、メンタルにも良い影響を与える。その逆も然り。

体だ精神だと言う前に、そもそも1人の人間であり、その中にあまり部分ごとの区別はあまりないのかもしれません。走ったあとは気分が良いし、仕事も捗る。体が頑張った後は、頭が元気になる。

なんとなく感じていたことが、村上さんの前述のシンプルな3つの言葉で整理してもらえました。

体力は精神・頭脳の基盤になる。
だから体力を維持することは大事。そのために走る。

その手段は、ランニングでなくても良いと思いますが、やはりランニングの手軽さや自由さは、何者にも替え難いと思います。

村上さんは30年以上に渡り走り続けているとのこと。
私はまだ10年ちょっと。より良い精神と頭脳のため、願わくば仕事ももう少しうまくできるように、これからも走り続けようと想いを新たにしました。

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