見出し画像

2019年 73冊目『介護ヘルパーはデリヘルじゃない』


藤原るかさんというベテランの訪問ヘルパーの本です。

在宅ヘルパーの労働条件の向上目指して、様々な活動をされているそうです。

介護関係の本も2冊出されています。

しかし、ショッキングなタイトルで、そんな内容です。

具体的な事例もマジですか!という内容なのですが、どうやら特殊な事例ではないようです。

データによるとセクハラ経験者も多いのです。

しかも、ついこの間まで口に出すこともできなかったようです。

Metooの運動に後押しされて、口に出すことができるようになったそうです。

セクハラに加えて、更に多いパワハラもあるようです。

パワハラについては、介護者本人に加えて、家族のそれが凄いようです。

各種ハラスメント被害にあった人の割合は74%に上るようです。

しかも、ハラスメントに合うと、当然ですがストレスを感じ、それがきっかけに離職する人も少なくないのです。

いやー、大変な仕事です。

日本が参考にできそうな、ドイツの介護保険や韓国の介護家族支援制度も学べます。

今後高齢者が増える中で、この状況を改善しないと、拙い!と感じる本です。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?