入院日記_20240413

医者に勧められるがまま外泊許可を取り、予定もないのに部屋に帰ることになった。リハビリだ。朝から調子が悪く、8時には既に頓服を飲んでいた。こんな状態で外に出るのか？　もう1錠飲んでから出ようとしたら、今ちょうど効いてくるはずだからと止められた。 外にまったく緊張しなかったと言えば嘘になるが、薬のおかげか線路を見ても山手線が揺れてもかなり平常心に近く居られた。薬ってすげー。ロラゼパム。よわよわのやつ。それでも。 家の近所にあるコーヒー屋でブレンドをテイクアウトした。来たことはある

入院日記_20240412

悪夢を見た。入院してから多い。内容はぼんやりとしか覚えていないが、生命に関わる系だった気がする。滑り出しが悪かったのか、ここ2日ほどの調子のよさは陰りを見せた。とにかくやる気が出ない。採血で早めに起こされてからずっとベッドに腰掛けて、合成音声カバーをYouTubeでディグってかけながら、こまめにXを開いていた。当然午前のうちにスクリーンタイムを使い切り、やることがない時間に生身で投げ出され、結局昼寝をした。なにか始めるのが厳しくたって、一昨日から描き始めた絵や昨日から書き始め

入院日記_20240411_02

さて、この日記で長く繰り広げてきたコーヒー飲みたいよ論争なのだが、結局ボスの甘い甘いカフェラテに落ち着いた。無糖、でもミルク入り、というわがままを諦めるとして、ブラックを飲むかミルク入り加糖を飲むかで、本来前者を選びたかったのだが、01で書いた通りカフェインにとても弱くなってしまったため、泣く泣く後者を選ぶことになった。だがありがたいことに、裏に糖類よりも牛乳の方が先に書いてあるコーヒーや紅茶は、大体くどさと後味の悪さが緩和されているのだ。貴重なその類いの飲み物が、某。数少な

入院日記_20240411_01

調子がいい。かもしれない。少なくとも不安に苛まれる時間は1日のうち1時間以内に減った、ような気がする。 きっかけは、眠くなるけどどうだろうと言われながら処方された新しい頓服を飲んで、うとうとしながら電車に乗ったあたりだ。以前書いたように、今私は火と水と速い乗り物（鉄の塊）が怖く、なんならすぐに出られなさそうな閉所も怖く、電車は恐怖の対象の筆頭であった。乗る前から震えて、モヤモヤとした気持ちを抱えてうずくまり、心の底から乗りたくないと願ったものだが、いざ頓服、ちなみにセロクエル

今日はめっちゃ元気！ 明日からも続くといいな！

明日病院に帰るのに明日警報級の大雨！ だめだ不安止まらん無理

入院日記_20240408

外泊3日目である。ひとりで外に出よう、と思った。 いままでのあらすじ。双極性障害で入院中に、診断を受けていないが不安障害らしきものに罹患してしまった私は、生活の中の様々なものに恐怖を抱くようになった。ひときわ火と水と速い乗り物が怖いため、外に出られなくなってしまい、病室でうなされる日々。どうしても行きたいライブのために強行で病院の外に飛び出したが、同伴付きでも泣くほどしんどくて……！？ それでも、外泊最終日である明日は平日で付き添いが望めないので、ひとりで電車（！）に乗って帰

入院日記_20240406-07

外泊許可を取り、一昨日は幕張メッセのライブに行った。その結果、昨日もチケットを取っていたが断念した。13000円とまあまあいい席を犠牲にその選択を取らざるを得ないくらい不安要素がてんこ盛りだったのである。 電車がしんどかった。地下鉄は閉塞感に呼吸が浅くなり降りてから泣き出すほどで、山手線は揺れるから怖い、京葉線は海が見えるから怖い。海怖い。水が怖い。帰りの海浜幕張駅は入場規制がかかるほどの大混雑で、人でいっぱいのホームを想像するだけで落下の危険性を想像して身震いし、カフェで食

入院日記_20240405_02

「病院なのに気を使わなくていい」と多方面から指摘される。1ヶ月以上ここに入院し慣れてきたはずなのに、未だに周りからは強張って見えるらしいし、実際自覚がないでもない。この期に及んで看護師さんに遠慮したりとか……。 やさしい麦茶、ずっと飲んでるから飽きたのかもしれないが、飲む度不味いなと思う。ブレンド麦茶ってぼやけた味がするから苦手だ。そう思って、不安障害特有の恐怖に耐えるために人と手をつなぎながらコンビニに出かけ、サイクルミーのジャスミンティーを買ってきたのだが、これもブレンド

入院日記_20240405_01

辛いニュースを見て心を痛め、お見舞い文を書いてから、どこにも上げず筆を置いていた。だが私は私を救うために書かなければいけない。そんな気がしたからまた書き始める。他愛もない日常を愛し、慈しみ、続くよう祈るのだ。 相変わらず不安障害らしき症状がある。起き抜けに、もう既に何度も繰り返している暗い妄想をした。ただ、どう対策したらよいかのイメトレを挟むようになっており、少し進歩を感じる。実際上手く行くかはさておき、想像だけでもしておかないと、助かる確率が0%近くまで落ちてしまうかもしれ

入院日記_20240402_02

ちょっとサヨサヨしてるかも。政治的な話が苦手な人は注意。 森茉莉『贅沢貧乏』に齧りついてみたが、とにかく段落が長くてくらくらするほど文字が詰まっており、ハルキの後に読むものでは到底ないことだけがわかった。紐解き始めれば精神はクラシカル・ロリィタで、内容としては興味深いものの、やっぱり没頭できず定期的に息継ぎが必要になる。 息継ぎって書くだけでドキドキする。水が怖い。溺れるのが怖い。火事の妄想だったものが溺れる妄想に変わっていき、どちらにせよ人間が操る人間より強きものへの恐怖と

入院日記_20240402_01

起き抜けの時点で体が重すぎる！　しかもグロい妄想が止まらない！　厨二病とかじゃなくて、本当に私がしたくない妄想を勝手に脳がしてひとりで気持ち悪くなるやつである。おかげで朝食は味噌汁にしか手をつけられず、それも5回くらい休憩しながら摂取した。 食べていないせいかより体が重くなり、ベッドに身を預け、しばし大地と平行になる。何も考えたくないがそろそろ買い物に出ないとまずい。ボディーソープが切れかけているし、歯ブラシはもう広がりに広がってほぼイソギンチャクだし、医者に手書きの記録を提