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”やりたいこと”なんて無くていい。

おはようございます。なかのたいです。

今日は”この先のやりたいことなんてわからない”といった方に向けた、この先どう考えていくのかのヒントになる考え方を紹介します。


こんなことよく言われないですか?

  • あなたの将来のビジョンは何ですか?

  • この先何がしたいですか?

  • 5年後どんな姿になりたいですか?

けど、この記事を読んでいるあなたはこう思っているはずです。

「そんなもんない!」・・・と。

お気持ちわかります。

もちろん、明確に”これがしたい!”というのがあるのであればそれはそれで素晴らしいことなので何もその方を否定したいわけではありませんが、中には、

  • 将来のビジョンは持っておくべき

  • やりたいことの言語化をできないとダメ

そう思って上記のようなことを言ってくる方もいるかと思います。

ですが、タイトルにあるように私は、”別に将来のビジョンなんて明確になくてもよくない?”と思っています。


生きるうえでの2つのタイプ

そんな中で、人が生きていくうえでざっくり下記の2つのタイプがあるかと私は思っています。

  • 将来のビジョンから逆算して今に落とし込むタイプ

  • 目の前のやることを頑張って積み上げていくタイプ

私はどちらも素晴らしいと思っていますし、どちらがダメとかの優劣も決めつけていません。

人それぞれタイプが違うので、自分のやり方にあった方法でいいかと思います。

そしてこれは、”やりたいこと”がない方に向けた記事なので、そこについてもう少し触れますが、メンタリストのDai〇oさんが過去の配信でこんなことを言っていた記憶があります。

『将来のビジョンを描いて動く人と、目の前の事を積み上げていく人では、将来的に目の前の事をコツコツ頑張って積み上げていく方が幸福度が高いという研究結果がある』(誤った情報ならすみません)

また、マクドナルドで伝説を作りまくった鴨頭〇人さんも、

『今の姿を思い浮かべながらやっていたわけではない。将来の事なんてわからないから、目の前のやるべきことを全力でやったからこそいい結果になり今がある』

何かのセミナーでこんなことを言っていた記憶があります。

というように、いろいろなものが不確実と言われるこのVUCA時代。将来なんて予測できないからこそ、そこに対してビジョンを持つのではなく今を全力で生きるという選択は今の時代に合っているようにも思います。


無理やり”やりたいこと”をひねり出そうとするデメリット

また、”やりたいこと”なんて無いという方が、無理やり”やりたいこと”を考えようとするデメリットも存在します。

  • 目先のことが手につかない状態になり総合してマイナスを被る

  • 将来に固執しすぎて柔軟性を失う

この2つです。

まず1つ目について説明しますが、無理やり目標設定をした時、「本当にこれでいいのだろうか・・」「しっくりこないけどそれを目指すべきなのだろうか・・」という思考に陥ることがあります。

そしてその、しっくり来ていないにも関わらず設定してしまった将来の目標に対して、漠然とした不安を覚え目先のやるべきことに手がつかなくなる

こんな状態に陥る可能性が考えられます。これが1つ目のデメリットです。

そして2つ目の『柔軟性を失う』ですが、”こうなるべきだ”と思いすぎると、他にいいものや自分に合っているものが突然現れた時に柔軟に動けなくなる可能性があります。

来年、来月ですらどうなっているかわからないこの時代。また、以前に比べ情報量と流通スピードが速くなっているこの時代。その時々に応じてしっかり対応しておく柔軟性が必要だと私は認識しています。

そして、目標に固執するあまり柔軟性を失ってしまう可能性というのが、デメリットの2つ目です。


”やりたいこと”の見つけ方

とは言え、
”やりたいことが明確にあるわけではないが、ある程度の方向性は決めておきたい”
そういった方に向けた考え方を1つご紹介します。

『じゃあこのままでいいのか?』と逆に考えてみる

です。

もし仮に、年収300万円でいわゆる”下っ端”っぽい仕事をしているとします。

ずっとこのままで60や70歳を迎えてもいいでしょうか。

おそらく嫌でしょう。では、どんな点が嫌でしょうか。

「年収はもっと増やしたいし、”下っ端”っぽい仕事をし続けるのも嫌だ」など出てくるかと思います。

じゃあ、年収は500万円あればいいかな?とか、仕事内容はマネジメント職がいいかな?とか、嫌なものを起点としてそれを回避するための回答が出てくるかと思います。

さらに、じゃあ年収500万円でマネジメント職であればどんな業界でもいいのか?

「〇〇業界はちょっと興味ないけど、△△業界なら興味あるかも」

じゃあ△△業界であれば、業務時間や一緒に働く人の人間関係はどうでもいいのか?

などと、”やりたいこと”を起点にするのではなく、”避けたいこと”起点でまず考え、それに加えて「じゃあ、Aが満たせるのであればBやCは何でもいいのか?A・B・Cが満たせるのであれば、DやEは何でもいいのか?」という風に、極端に考えながら、わからないことは調べる・誰かに聞くなどで情報を得ながら整理していきます。

こうすることで、最終的にはある程度の方向性が見えてきたり、”自分はこれがしたいのかも”としっくりくるものが見つかるかもしれません。

もしビジョン作成や将来について不安があるようであれば、このような考え方を参考にしてみてください。

またコメントなどいただければ一緒に言語化するお手伝いもしますので気軽にご相談ください。


最後に

ひとりごと

今は”イキイキした人を増やしたい”とざっくりしたビジョンみたいなのはありますが、私自身、明確に「〇〇をする!」と決めていることはそこまで多くなかったりします。

それがいいか悪いかは置いておいて、最終的には”誰かに言われた生き方”ではなく、どんな結果であれ”自分で決めた生き方”を生きる方が幸せなんじゃないかなと思っています。


私の投稿テーマ

『"とらえ方"で人を進化させる』をテーマに記事を書いています。

人間関係、仕事・・・日々のストレスはもしかしたら“とらえ方”を変えることで軽減されるかもしれません。

ここでは、何かの本等の情報の横流しではなく、経験から得た持論を展開していきます。

よかったら他の記事ものぞいてみてください。


自己紹介

大阪府立天王寺高校を卒業後、独立リーグに進みプロ野球選手に。

その後、約50名のベンチャー企業→リクルートキャリア→エス・エム・エス→Speeeと社会人としては現時点で4社目。

携わった仕事は、SV、営業、マネジメント、M&Aアドバイザー、人材育成、組織改革、新規事業開発など。

今後は”イキイキと生きる人を増やす”ことを軸に何かしようと考え中です。

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