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{日記} 『吸血令嬢カーミラ』 読了 {7/7}


『吸血令嬢カーミラ』、ひとまずカーミラの部分だけ読みました!ちなみに、一冊の中に「吸血令嬢カーミラ」と「美しき人狼」が収録されています。
もう最高よ。なんか最高しか言えないな…。

謎が多いカーミラに、どこか不信感を抱きつつも、その美しさに抗えない魅力を感じて「カーミラを信じたい」と願い続けるローラと、そのローラを抱き寄せて「愛してるわ」と何度も口づけするカーミラ。
カーミラが口にするローラへの愛のささやきは是非みなさんの目で見てほしいのであえて詳しくは書きませんが、その愛の深さに読んでいるこちらが照れてしまうような…それはそれは耽美で甘美な言葉の羅列です。最高。

二人のさ、「え!?こんなんですぐ仲良くなってしまうの?」というチョロさが逆にいいのよね。そういうもんだからさ、人間て。結局圧倒的な美の前には無力な生き物だと思う。逆に言えば、そうじゃないと「美」という価値観が出てこないと思う。どうしても敵わないからその価値観にわざわざ名前をつけて他とは差別化してるんだよね。どうでもよかったら名付けなんてしないもん。

あと一応層としては子供向け?だと思うけども、ゆえに、分かりやすいようにある程度先が読める展開になってるなと感じた。なのに、普通にホラーとして読んでも、なんとなくゾクっとする怖さがあって、すごい。
先生のあとがきも最高だったな〜!先生の仰ってる事、全部「分かる〜!」って頷きながら読みました。
わたしも、きっとこの本があまねく少女にとってのバイブルになると思います。そしてそれを願っています。

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