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かがみの孤城 感想

かがみの孤城観た感想を書いていく。

観ようと思った理由はコミュニティ仲間が「すごく面白かった」「ダイダイには刺さる映画。ハンカチを忘れずに持っていく必要がある」などずいぶんとおすすめしていたから。

正直、映画を観るのは苦手だったけど「そこまで言うなら観てみるか」と思い劇場に足を運んだ。

映画が始まって最初は主人公の不登校、いじめ、葛藤、悩みのシーンが続く。

学生時代にイジメや不登校で悩んでいた自分としては目を背けたくなる場面で辛かった。

そのうち主人公が鏡を通って「異世界」に招かれる。そこで同じ境遇の子供達と出会い交流して、お互いの現状や悩みを打ち明けて仲良くなっていく。

その部分は観ていてほっこり。同じ境遇の仲間に自分の思いを吐き出し合いお互いに癒し合うのは様子は素晴らしい。

わたしも自身の悩みを同じ境遇の親友に話して自分を癒した経験があるのですごく親近感が湧いた。

そして物語は核心へ向かっていく。

主人公と仲間たちで自分の悩みと真摯に向き合いそれぞれが解決へ向け行動する。

自分の悩みに立ち向かうのは勇気がいる。でも、仲間がいる主人公は確実に傷をおいながらでも前へ進んでいける。

そして、最後はハッピーエンドの大団円。

映画を通して思ったのは主人公は過去のわたしによく似ている。わたしも主人公のように葛藤しながら、傷つきながら、仲間とともに自分の課題と向き合ってきた過去がある。

だから、すごく共感できるし、心に刺さるシーンがたくさんあった。

まさか、劇場で嗚咽を漏らすとは思わなかった。ハンカチを持って行って正解だった。

この映画は心に悩みを抱えた人がどうしたら前に進んでいけるか、そのヒントがそこら中に散らばっている。

悩み多い現代社会に生きる私たちに希望を持たせてくれるような作品。

ぜひ、多くに方に見てもらいたい。

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