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【ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために】を読んでみて

「自分のやっている努力なんて意味があるのか」

つい、そう思ってしまう今日この頃。

今私は出版を目指して活動している。

そのためにセミナーに出たり、情報発信としてブログやツイッターで自分の思いを書き連ねたりと行動してきた。

しかし、正直まったく実を結んでいる感じが全然しない。

セミナーで習ったことを理解できているか、実践出来ているかというとそんなことはない。

情報発信で誰かを救えているかと言えばそんな気もしない。

ブログのPVがめちゃくちゃあるわけでも、ツイッターのフォロワー数がすごいわけでもない。

自分のやっていることに意味があるのかすごく自問自答しては「自分はダメな奴なのか??」という答えに行き着きそうになってヒヤヒヤする。

そんなブルーな状態で読んだ本が「ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために」という本だ。

本屋で結構売れているようだからなんとなく手に取った本でたいして何かを期待していたわけではない。

しかし、この本に載っていた「戦略的忍耐」という項目にビビッときた。

今の自分はこの項目に載っている内容に出会うべくして出会ったように感じた。

「戦略的忍耐」とは何かというと「必要な努力を理解し、その努力を続けることで自分の力でいいことを起こす」。

要は結果が出るまで努力できるように戦略を練り、耐え忍ぶことだ。

そう今の自分に必要なのはこの「戦略的忍耐」なのだ。

何かの分野で名の知られた存在になるにはたいてい2,3年はかかるし、1流のエキスパートになるには最低でも5年はかかるだろう。

それまで結果がでない状態でも努力を続けなくてはいけない。

その期間はどうしても目に見える結果は出ない。

だから、意気消沈してしまうことがある。

今の私のように。

その時は3つの質問を自分に問いかけるといいと書かれている。

①なぜ、私はこれをしているのか?
②他の人はどうやって成功したのか?
③信頼している人はなんと言っているか?

今回は①と②の質問が最も私に響いたのでそのことについて書いていく。

①なぜ、私はこれをしているのか?

私の場合は「なぜ、私は出版を目指しているのか?」という質問になると思う。

私が出版を目指そうとしている理由は
【精神疾患や自分の生きづらさによって苦しんできた自分と同じ境遇の人を助けたい。自分の生きづらさの中に自分らしい「特技」があり、それを活かせば生きやすい生活を送ることができることを世に伝えたい。だから私は出版を目指している】

以上のような感じだ。

そのために今セミナー受けたり、情報発信をしているのだ。

そういえば、この「目的」というものをどうやら忘れていたらしい。

初心忘るるべからず、大事なものを忘れるから迷うのかもしれない。

目的を忘れなければ、道に迷って努力を止めることを防げるだろう。

②他の人はどうやって成功したのか?

この質問は自分の理想をすでに叶えた人をロールモデルにするためにはどうしたらいいか考える質問だ。

さらに言えば、自分の理想を叶えた人がその理想のためにどれほどの時間を費やしたかを正確に知り、自分だったらどう現実的に目標計画を立てることにも役立つ。

私の情報発信のモデルとしている樺沢紫苑先生という人がいる。

この樺沢紫苑先生は今ビジネス書界隈では売れっ子でめちゃくちゃ情報発信を行い何万人というフォロワーがいるすごい方。

今の私とは雲泥の差だ。

だから、樺沢紫苑先生と自分を比べると「自分はダメだやつ」と思ってしまう。

でも、樺沢紫苑先生が今のような結果を上げるために準備した時間は一体何年だろうか?

ちなみに私が情報発信を始めたのは長く見積もっても2年半だ。

じゃあ、樺沢紫苑先生はというと23年!!!

2年半しか情報発信していない私が樺沢紫苑先生のようになるのにはずいぶん甘く見積もっても20年はかかるというわけだ。

そう、私の継続してきた情報発信なんてまだまだ時間も労力もかかっていない。

樺沢紫苑先生のようになるには私はまだまだひよっこだ。

では、そんなひよっこの私が樺沢紫苑先生のようになるには20年間みっちり努力することが求められる。

ここで勘違いして欲しくないのは私は「まだ20年も努力するのか・・・」と落ち込んでいるわけではない。

20年かければ樺沢紫苑先生のようになれる可能性がある、という希望を持っている。

何事も時間をかけてやればいつか芽吹くもの。

そう、私に足りないのは努力する時間なのだ。

若干27歳の私にはいちよう何かを行う時間は残されている。

今やっている努力を20年続ければ理想の姿になれる可能性は確実にある。

だから、「今の現状」に落ち込む必要はない。

樺沢紫苑先生も初めからすごい方ではなかっただろう。

おそらく、今の自分と同じ状況だったこともあったと思う。

なら、あとは時間と労力をかけていけば10年や20年後には理想の自分になることができるはず。

焦らずに努力を続けようと思えた。

以上のようにこの本に書かれた戦略的忍耐はいろいろ行き詰まりを感じていた自分にとって勇気と安心を教えてくれた。

また、心が折れそうになったら、また読み返したい内容。

今行き詰まっている人に伝わればこの記事を書いた甲斐がある、かな?


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