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「夢中になれる」を見つける授業。

これから未来になって、
ぼくらはなにが変わるんだろう?

つまらないなら
おもしろいなにかを、
「ぼくらで」つくりだせばいい。

やりたくないなら
やらなくて済むなにかを
「ぼくらで」つくりだせばいい。

いまは
「こうしたい」
という夢の数よりも
願いを実現させてくれる
道具の方が多くなった。

いつから
そんなふうになった?

歴史的に見れば、
つい、さっき。

これからどうなるかは、
だれも知らない。

ぼくらは、そんな
ワクワクする時代を生きている。

※吉藤オリイ著 「ミライの武器」

こんにちは。事業戦略家の中村保晴です。

今日は私から皆さんに心からお薦めしたいコトがあるのです。
私の記事を読んでくださる方はご存知かと思いますが、私は何かの商品やサービス・イベントなどを自分のSNS & noteでお薦めすることを今まで一度もしたことがありません。
なぜかというと、私も日々様々なビジネスに関わってきていまして それを個人的なSNSで紹介することは公平性に欠けると感じているからですね。まあ要するにひとつの自分自身の”決めごと”です。

でも今日は初めてそんな紹介内容の記事を書いています。ひとりでも多くの人に知ってもらいたいと 私自身が心から思ったからというのが「初めて」の理由です。
もちろん私が主催のイベントではありません。参加者です。ただ純粋にこのイベントを楽しみにしているのです。

そしてもしこの記事を読んで同じように感じる人がいたら、ぜひこの
「吉藤オリイ」という一人の男の考えていることを同じ時間、同じ瞬間に感じてほしい。そしてそれをどう感じたか。後にそんなことを話せる場ができると嬉しく思います。


「あなたの夢中が、世界を変える」

吉藤オリイ氏   オンライン生配信トークイベント

2022.7.2 sat  生トークライブ(オンラインorオフライン:銀座会場・福岡会場
「あなたの夢中が世界を変える」吉藤オリイ氏 講演他

日時 :  2022年7月2日(土) 13:00〜
会場 :  ①東京会場(銀座 : WisSqare GLOXIA ginza)
   ②福岡会場(福岡 : ウィズスクエア福岡)
   ③オンラインのみの参加

イベント詳細ページ     ←こちらから問い合わせ、お申し込みができます。

■第一部(13時00分~14時30分)
12:45- 会場
13:00- 開演・オープニング
13:05- 主催者リエートス・ウィズスクエアよりオープニングトーク

13:30- 吉藤オリィ氏 特別講演  『あなたの”夢中”が世界を変える』
                ※オリイ氏への質疑応答も受け付けます。
     

■第二部(14時30分~15時30分)
14:30- OriHime パイロットさんとのコミュニケーション
    (福岡/東京で15分交代)
15:00- OriHime体験(実際に会場のみなさんも操作していただけます)
15:30- クローズ



彼(吉藤オリイ氏)との出会い。

「彼との出会い」といっても、私は彼との面識はありません。
だから「彼との出会い」というのは「彼という存在を知った」ということで話していこうと思います。
彼と私は20歳くらいの年齢差。1987年生まれだというから、今は34歳か。

私は年齢で人を判断することはしないけど、それでも彼の言っていることを聞いたり読んだりして、その瞬間にこれほどまでに感情を揺さぶられたことは今までに無かった。それほど私にとっては衝撃だった。彼の考えていることに引き込まれた。彼の思考に心から共感したんだ。
年齢とか性別とか国籍とか立場とか業界とか経験とか、そういうことじゃなくて、世の中に対する発信者としてリスペクトした。実行者としてリスペクトした。それが吉藤オリイという、私が今 最も注目する若者なんだ。

そんな彼のことを今年の4月まで私は知らなかった。初めて知ったのは彼のことではなくて「彼がプロデュースしたカフェ」のことだった。
そこでこの店をプロデュースした彼にとても興味を持った。
それがすべてのはじまりだったのです。

分身ロボットカフェ DAWNで感じた「彼の未来図」

分身ロボットカフェ DAWN - 東京 日本橋

私は今年の4月にTrust.incの小野社長に連れられて東京の日本橋にある「分身ロボットカフェ DAWN」に行ったのだけど、まさにそれが私と吉藤オリイという存在との出会いだった。

DAWNは、外出困難者である従業員が分身ロボット『OriHime(オリヒメ)』を遠隔操作してサービスを提供しているカフェ。
まさにテクノロジーによって、障害による社会との隔たりを余儀なくされている人々の「新しい社会参加の形の実現」に挑戦しているカフェです。

※この動画(↓)を観ればこのカフェのコンセプトが明確に伝わります。

まさにこの OriHime(オリヒメ)を開発したのがこの吉藤オリイ氏。
私は彼の持つ開発力がどうなのかは正直わからない。
でも彼が「実現したい未来」は痛いほどに理解できるし、共感できる。

彼はそれを「ロボット開発」によって。
私はそれを「未来設計図」によって、近い将来に実現できたらと思う。
だから私は彼の”歩み”を心から応援しているのかもしれない。

ロボット開発者としての吉藤オリイ。

彼は自分の肩書きを「発明家」とか「ロボット開発者」と言っている。
彼のロボット開発は 小学生の頃に怪我をした友達の車椅子を借りて遅んでいたところ、先生にこっぴどく叱られたところから始まる。
この話の件(くだり)を事細かく書きたいのだけど、書籍引用になってしまうので控えようと思う。この件(くだり)を読むだけで まずもって「心理と考え方」という「彼の個性」に私は驚くことになる。

彼は小学校中学校に病弱でほとんど行かずに工業高校に入って、かっこいいSFな車椅子を作ることに夢中になっていくのだけど、手足を動かせない障害を持つ人でも車椅子を動かせるように「目の動きを感知すれば動かせる車椅子」を考えて、すでにOriHime(オリヒメ)にその機能を搭載してカフェ(DAWN)で披露している。ここまでくるとすごいとしか言いようがない。
開発力もそりゃすごいけど、何よりもすごいのはテクノロジーと社会をつなげようとするその考え方だ。

私が子供の頃と比べて現代はテクノロジーが発達したけど、
テクノロジーの進化によって「できなかったこと」が「できるようになる」。つまり、今の「当たり前」は未来の「当たり前」じゃないってことだ。

彼はそれを自分の目線で体現している数少ない人なんじゃないかなって私は思ってる。彼は「障害を持つ人が社会と関係できる未来」をしっかり見てる。それどころか、子供でも大人でも高齢者でも、誰もがずっと「社会と関係できる未来」というやつをテクノロジーで成し得ようとしてる。

彼はきっと今のDAWNにはまだ納得していないはずだ。もっとナチュラルで日常的なテクノロジーを見据えている気がする。
だから彼は常に「今の当たり前」に違和感を抱き、未来の「当たり前」をイメージしながら「ロボット開発」に”夢中で”向き合っていると思うんだ。

誰も孤独にならない社会を。

「誰も孤独にならない社会を目指す」。
これは彼がDAWNのインタビューで言っていた言葉。
そして彼の実現したいこととしていつも言っている言葉でもある。

「誰も孤独にならない」というのは、彼が病気による不登校で引きこもりだった時に感じた「孤独感」からくるものだ。
彼は「孤独」がいかにつらく苦しいかを知っている。そしてこの少子高齢化社会である日本の行き着く未来が「孤独社会」であることへの警笛かもしれない。

そしてこうも言っている。
「夢中になって研究を続けていれば、私が生きている間に孤独をなくす方法は見つけられると信じている」と。

「夢中になるものがある」ということは人生に豊かさを与えると共に、
未来への力を与えてくれる。想像力、創造力、開発力、実行力。
そして人生を生きていく力。夢中にはそんな限りないパワーがある。

私は彼にそれを教わった気がする。
私は彼から、そんな大切なことを学んだ気がするんだ。


「孤独」や「我慢」は、人類の工夫次第で無くしていける。

例えば「車椅子の人が輪に入れない」という「我慢」があると彼は言う。
そこで「輪に入れるようにしてあげよう」とか「みんなにお願いして協力してもらおう」と考えがちだけど、彼は「その人自身を輪にしよう」と考えた。

そのことを彼のもつロボット開発という能力をもって実現させたのが
「こたつ車椅子」という開発だった。

車椅子にこたつをつけたことによって、そのこたつに人が入ってきたり、テーブルに「ちょっと置かせてね〜」と言ってワイングラスを置かれたりして、彼を中心にした「輪」ができた。

だから彼は、
「あなたが我慢していることがあるなら、その我慢に気づいて、それを解決すれば "価値になる"ということ」と言う。

そこに彼の本質があるように私は思う。
彼はロボット開発者であるけど、ロボットを開発することが目的なのではなくて「孤独や我慢のない世の中への挑戦」こそが目的なんだと思う。
そしてロボット開発は手段。彼が得意で”夢中になれる”、輝かしい手段なんだと思う。


そんな吉藤オリイが、
生ライブでオンライン登壇するからこそ
このイベントには価値がある。


あくまでこれは私の個人的な趣向なのかもしれないけど、
少なくともこの困窮した現代の、
少なくともこの薄暗い未来を明るくするための、
少なくとも私たちひとりひとりの人生というかけがえのない時間を考える上で、とても大きな価値ある時間になるような気がしてるのです。

しかも今回は吉藤オリイ氏が生でトークライブ(オンライン)に登壇しますし、オリイ氏との質疑応答の時間もあるとイベントページに書かれています。これは貴重です。常にメディアに出ている人ではないのでそこも希少価値があると思っています。

画像をクリックするとイベントページを表示できます。

私は当然参加します。すでに申し込み済み。東京の会場で参加する予定でいます。参加されて講演を聞いた方と後にいろいろと語り合いたいですね。

「あなたの夢中が世界を変える」。

あなたには「夢中になれること」がありますか?
あなたには「我慢してやっていること」はあるでしょうか。
その「夢中」と「我慢」の間で迷っているのかもしれませんね。

これからの時代は「我慢すること」は限りなくテクノロジーが解決してくれる時代になっていくでしょう。
でも時間を忘れて夢中になれるものは、テクノロジーでは解決されません。
「夢中になれること」は、今も未来にも必要です。

そんなヒントがこの吉藤オリイ氏の講演や書籍に詰まっている気がするのです、私には。

最後に。

ちょうど私が共感している吉藤オリイ氏の登壇(しかも生中継で)があるということで少し熱くなってしまいましたが、最後は冷静に(笑)。

私は今の世の中に閉塞感を感じています。
でも彼は今を「ワクワクする時代」と表現している。
そういう意味では見えているところが違うのかなって思ったけど、実際はそうじゃなかった。

彼は「世の中を変えられる”今”という時代にワクワクしている」のです。
世の中を変える必要があるという本質は私と一緒。
でも彼はそれを変えていくことにワクワク感を抱いている。

私が彼に魅せられたのはその部分なのかもしれない。
今のままの世の中でいいわけない。
今の時代は….とか。少子化、貧困、低所得が蔓延した世の中だ…とか。
それをなんとかしたいって思ってやってるけど、少なくともワクワクした感じじゃなかった。

でも「夢中になって変えていこう」と。
変えることができる「今」を楽しもうと。
そう思えることができたのは彼の影響が大きい。

私が感じたそのインスパイアされた瞬間の気持ちを、
ひとりでも多くの人に味わってもらいたい。

今日の記事はそんな想いで書きました。
ぜひ皆さんもお時間が合えばオリイさんの講演を聞いてみてくださいね。


それでは今日はこのへんで。
またnoteでお会いしましょう。


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