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意図的なスケール感

人は目には見えないものにも想像力を働かせて対処できるとわかった2020年だったかもしれない。実際に人は目で見ていることだけで判断はしない。

建築でも人の無意識へ訴えかけるものがたくさんあり、それは「美しい」「綺麗な」「素晴らしい」などの形容詞で曖昧に語られることが多く、上手く言葉を当てはめることができない時に曖昧な形容詞が出てくる。

スケール感についても同じである。建築空間の感じの良さを表現する時に「スケール感がいい」などと使う。スケール感も形容詞と同じで曖昧な言葉であり、本来であれば「スケール感がいい」理由をプロならば言葉で説明できなくてはいけない。

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スケール感には曖昧で掴みどころが無いイメージがあるが、もしかしたら、その位に曖昧だから、人の感覚を掴み取れるのかもしれないと思うと、スケール感を意図的に操作することにより人の感覚に影響を与える術を考えたくなる。

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