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形の無い事を表現

今はより小さな物に興味が向き、それは形のある物で、さらには、形の無い物、それはすでに物では無くて、人の気分や感情、関係性などにも興味が移り、それらの形の無い事が形のある物に対して、どのように影響を及ぼすかを考えていることが多い。

形の無い事、気分や感情、関係性などを建築で扱おうとすると、それ自体には形につながる情報が無いので、それ自体を直接的に形にすることは難しいから、形のある物との連続的なつながりとして扱うことによって、建築でも形として扱えるのではないかと考えている。

建築を説明する言葉として、形の無い事、気分や感情、関係性などを語ることは意外と簡単にできるが、やはり、建築として、形のある物として表現したい。

それはまだ、建築より小さな物、それ自体が動かせる物の方が表現しやすいかもしれない。簡単に言えば、取り替えることもできるし、形を容易に変えることもできるから、気分や感情を反映しやすい。建築は動かないし、形も容易には変えられないから、そのような反映の仕方は難しい。

それだけに、形の無い事、気分や感情、関係性などを建築として、形のある物として表現することには意味があると考えている。

ひとつは、動かず、形も変わらないけれど、「〜のように見える」と想えることかもしれないと、それは形を扱うことにつながるのではないかと考えていて、それを建築として、形のある物として表現しようとしている。

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