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自分と向き合い見えてきたこと

「私は生まれてきてよかったのか」

 いっとき、私はそのことにとても悩み、苦しんでいました。
 生まれてきた自分が、母の目にどう映っていたのか。そのことを考えるだけで怖かった時期がありました。

 ずっと生きづらさを感じながらも、時々訪れる試練とも呼べる日々を戦い、ささやかな日常を楽しみ、自分なりに頑張ってきたはずでした。
 しかし振り返ってみればたくさんの後悔が残る人生となってしまいました。ずっと心の中にあるモヤモヤとした感情が苦しくて、自分の気持ちを整理するために、苦しい気持ちを言語化し、アウトプットする作業を続けていました。
 モヤモヤぐるぐるしてまとまらなかった感情を言語化することにより、自分はこう思っていたのか、感じていたのか、と新たに気づくことが多く、過去の自分と向き合っていくうちに、未熟だった自分と、想像以上に傷ついていた小さい頃の私が見えてきました。

 原因がわかれば対処ができます。
 もっと早くに気づいていれば、とここでも深く後悔してしまいますが、過去はやり直すことができなくても、ここから先の未来は自分の手で変えることができると信じています。
 自分の生きづらさの原点を知り、言語化することで、過去の自分を慰め、いたわり、優しくすることができるようになりました。
 Kindleで出版した物語は私の辛い経験そのものであり、書くことにより私自身を癒やすことにもつながっています。

 表現はできるだけマイルドにしたつもりですが、人によってはフラッシュバックが起きてしまう部分もあるかもしれません。私は自分がこんなに傷ついていることにだいぶ歳を重ねるまで気づいていませんでした。似たような経験をした人が、この物語を読むことで自分の生きづらさの根幹を知るきっかけになればいいなと思っています。

 子どもの頃の環境って、本当に大切ですね。
「私は大丈夫」という根拠のない自信のもと突っ走ってきた数十年でしたが、全然大丈夫ではありませんでした。
 不幸の連鎖を断ち切るためにも、自身と向き合うことは大切なことだと思うのです。

 内容が内容なだけに、大手を振って皆様におすすめすることはできませんが、Kindle読み放題(Kindle Unlimited)にも対応しておりますので、読んでいただけたら幸いです。
 よろしくお願いいたします。

「私は生まれてきてよかったのか」と悩んでいた日々。
自らも親となり、自身と向き合う中で見えてきたものは。

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