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『孫子の兵法』ポイント解説⑧「九変篇」“不動心”の人になる極意」

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この記事をご覧くださり、誠にありがとうございます!

私の記事では数回に渡り、『孫子の兵法』のポイント解説をしております!

『孫子の兵法』は、現代のビジネスにも生かせる古典として、「ビジネスパーソン必読の書」と言われています。

『孫子の兵法』の存在を知ってはいたけど、実際には読んだことがない。

読んだことがあるけど、ちょっと難しかった。あまり頭に残らなかった。

そんなことにとっても分かりやすいポイント解説を心がけてみたいと思います。

どうか最後までお付き合いいただければ幸いです。


『孫子の兵法』とは何か?について特集した導入記事(無料)はこちらです。(過去記事のポイント解説①~⑦はマガジン購入がお得です♪)

まだご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考になさってみてくださいね!


第8回目は「九変篇」

『“不動心”の人になる極意』を考える章になります。



※今回の記事は、基本は田口佳史著「超訳 孫子の兵法―『最後に勝つ人』の絶対ルール」(三笠書房)を構成のベースにしています。

その上で、やや超訳しているかな、と思う部分は、守屋淳著「最高の戦略教科書―孫子」(日本経済新聞出版社)を参照しながら、基本に忠実に、分かりやすくポイントをまとめようと試みました。


〈有料マガジン作成のおしらせ〉

「孫子の兵法」有料マガジン(現在:500円)を作成しました!

現在、1記事100円(Xで拡散すると0円)の『孫子の兵法』企画ですが、1章ずつ進んでいるため、全部で15回になる可能性があります!

全て通読されたい、と言う方は、これを機会にマガジンを購入された方が、お得に記事を読むことが出来るのではないかと思います。

また、同時並行のオリジナル企画として、

・『孫子の兵法』に学ぶnote戦略
・『孫子の兵法』に学ぶX戦略

を続々公開中です♪

第1回目はこちら!↓↓


こちらは完全に私オリジナルの内容になる予定で、書店では読むことのできない内容となります。

特にnote戦略については、X拡散で割引きにする機能をつけていません。

これを機に、有料マガジンの方を何卒ご検討くださいませ。


それでは、第八回目「九変篇」

『“不動心”の人になる極意』を考える章になります。

『孫子の兵法』 の世界へ、入っていきましょう!



1状況に応じて、臨機応変な動きを

圮地(ひち)には舎まる(とどまる)ことなく、衢地(くち)には交わり合い、絶地には留まるなく、囲地には則ち謀り、死地には則ち戦う。

(現代語訳)

圮地(足場の悪い土地)に宿営することはせず、
衢地(他国と三方で接する土地)では、他国と親交を結び、
絶地(本国から遠く離れた土地・敵国)では、とどまらず素早く通り過ぎ、
囲地(周囲が囲まれている土地)では、後退する計略を立て、
死地(周囲が敵に包囲されている土地)では、必死に戦って脱出する。

ここから孫子は、戦争の状況によって、やってはならない5のタブーを紹介しています。


①圮地(足場の悪い土地)に宿営することはしない

人生においても、多くの困難が予想されるような危険な状態に陥った場合は、じっくり腰を据えて策を練るよりも、とにかく困難から早く抜け出した方が良いでしょう。


②衢地(他国と三方で接する土地)では、他国と親交を結ぶ。

背後に大きな後ろ盾がある国と戦ってはいけない。

現代でも、「権力」と戦っても無謀なことが多いです。

敢えて権力者を敵に回すのではなく、外交交渉で親密になっていくのも一つの手です。


③絶地(本国から遠く離れた土地)では、とどまらず素早く通り過ぎる。

敵国の領内に深く侵入したときは、長くとどまってはならない。


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