なひたふ(事業再構築補助金差し戻し対策マニュアル)

第6回事業再構築補助金の採択事業者です。このnoteでは事務局とのやりとりの記録を書い…

なひたふ(事業再構築補助金差し戻し対策マニュアル)

第6回事業再構築補助金の採択事業者です。このnoteでは事務局とのやりとりの記録を書いていきます。交付申請や実績報告を理不尽な理由で差し戻しされて対応に困っている方の参考になることができれば幸いです。 法律を味方に付けて事務局と戦う「同人誌」も出版しました!

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【目次】事業再構築補助金 実績報告の対応記録

当noteでは、主に実績報告での差し戻し対応を書いていこうと思います。 このページは目次です。 第0次攻防戦 アップロードした書類の不足に関するもの(2023年11月) 第1次攻防戦 内容に関する実質的なもの(2024年12月~2024年3月) 第2次攻防戦 実績金額が交付申請より減少したことによるもの(2024年3月~4月) 2-1 終わったと思ったら差し戻し 2-2 差し戻しに対応しました 2-3 理不尽な理由で差し戻されました 2-4 購入しなかった物品の

    • 収益計画に関する文書を作成しました

      実績報告の事務局から求められていた「収益計画」について作成しました。 文書の構成は1週間くらい考えて、昨日から1日かけて書きました。 数字に根拠が欲しいと思って購入した「Counterfeit Integrated Circuit」という本が届いたので読んでみると、なんと偽造ICの市場はTririon Dollars規模で2015年には1.7T$とのことでした。今の価格で日本円に換算すると265兆円!ほんまかいな。 でも、Springerという泣く子も黙る超有名出版社が出

      • 3-16 何でもかんでも非公開!(長文注意)

        6月7日の朝、電話が鳴りました。 「上司から電話する」とのことで、その上司からの電話です。 どんな人が出てくるのかと身構えていたのですが、なんと5月から新担当になったNさんでした。今日は長い一日になりました。 朝いちばんの電話 10:11まず、昨日こちらから投げた質問に対する回答がありました。 要点としては、 現在は第1段階に戻った そもそも第何段階というのは内部の用語なので、事業者には知らせていない 第1段階から第3段階を繰り返し、それがクリアできると第4段階に進む

        • 3-15 3週間ぶりの差し戻しは・・

          6月6日(木)の朝11過ぎに、長い間待っていた差し戻しの電話がようやく鳴りました。今回の担当はYさんです。 3週間待ってようやく来た差し戻しは、「機械装置4~9に納品場所が記載されていない。理由書を提出しろ。」だそうです。 そこで、こちらからも根掘り葉掘り聞いてみることにしました。 Q「第二段階とか第三段階とか聞いたが、今どこか?」  → 今は、第一段階から第四段階まであるチェックの第三段階 判明!チェックは第4段階まである!! Q「なぜ同じような審査を繰り返すのか?

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        • 事業再構築補助金完全攻略マニュアル
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          同人誌「実績報告の戦い方」を出版しました

          事業再構築補助金における実績報告の戦い方を同人誌として執筆し、先日の同人誌即売会イベント「技術書典16」で頒布してきました! 帯っぽい風の画像もつけてみましたw ちなみに私の補助額は1億円もいっていませんww。もっと低額ですが、やはり、引き延ばされると悔しいものです。 技術書典16のようすイベントはこんな感じです。なお、出展費用は補助経費にできません。すべて自費で負担していますw 原稿が書きあがったのが前日の夕方なので、製本は間に合わず、取り急ぎ印刷だけしてクリップ止め

          同人誌「実績報告の戦い方」を出版しました

          3-14 中小企業庁から回答が来ました

          4月26日に中小企業庁と中小機構の「お問合せフォーム」に質問をしていました。忘れられたかと思っていたら突然回答がやってきました。 ここに回答の全文を貼り付けることはいたしませんが、要約すると「中小企業庁は個々の審査状況について把握していないから具体的には回答できないけど、意見は機構と事務局に伝えた」とのことでした。また、「申請した内容によっては内容が適正であるかの確認のために事務局より追加の資料の提出を依頼することはある」とのことでした。 庁の回答としては機構と事務局に丸

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          3-14 中小企業庁から回答が来ました

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          3-13 保険に未加入の理由

          これは5月15日の出来事です。 差し戻しの電話が来ました。 前回と同じく「メモを取る必要はありません。最後まで聞いてください」と言われたので聞くつもりだったのですが、やはり、最後まで聞けませんでした。 どんな内容だったかというと、jGrantsに入力した金額を1円減らす(消費税の端数の関係)のと、保険に未加入である理由を様式6の別紙1に書くという内容でした。 様式6には「8.保険又は共済の加入状況」という欄があるのですが、ここには前の担当者から「保険未加入と書いておいてほし

          3-12 ようやく判明した差し戻し内容

          5月13日月曜日。朝。 ようやく、差し戻しの内容が分かる電話が来ました。 新しい担当者のYさんです。 早口で詰まりながらも一気に説明する感じで、 「これから差し戻し内容を言いますが、あとでjGrantsのコメントに書いて送るからメモしなくていいです。私の説明が理解できるかどうか、最後まで聞いてください。」みたいな言い方をしてきました。 コイツいったい、なんなん。 あれ、この話って・・・「機械123は自社製品だから請求書がないのでその理由書が必要。 機械7,8番は納品書に納

          3-11 無意味な電話の一日

          2024年5月10日。事務局から3日ぶりに電話がきました。 「これから差し戻しします」 心の声「うーん、その電話をする必要ってあるのだろうか。前振りはいいから、早く差し戻してくれよ。」 何やら、窓口担当者とリーダーを変更する旨を言ってました。 5月に入ってから新しい担当者さんに変わったのですが、どうやらその担当者は実は2人の上司だったらしく、部下に連絡させますとのことでした。偉くなりましたね。 上司Nさん、リーダーYさん、部下Hさんの3人のグループらしいのですが、上

          3-10 交付取消になってしまう条件②

          今日も新しい担当者さんとお話ししました。 5月になって担当者が変わって、いろいろリセットしたおかげで雑談も交えていろいろ話すことができ、交付取り消しになってしまう3番目の条件について聞き出すことができました。1番目と2番目の条件についてはこちらの記事を参照してください。 この記事では、 交付決定が取り消される3つ目の条件 実績報告において、交付規定や実施の手引きにない追加資料を求められたときに、その資料の何を以って審査するかの基準を聞き出す方法 について解説したいと思

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          3-10 交付取消になってしまう条件②

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          3-9 交付取消になってしまう条件

          新しい担当さんから交付取り消しになってしまうケースを2つほど聞き出すことができました。 ついうっかり口にしてしまうと、交付取消=全額不交付になってしまう魔の言葉があるようです。この言葉は、理由書に書くことも、電話で口にすることも許されません。怖ろしい、怖ろしい…ですね 申し訳ございませんが、この記事は有料とさせていただきます。 理不尽な理由で不交付や減額されるのを避けるためにも、ぜひお読みください。

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          3-8 🌸担当者が変わりました🌸

          17時近くなって、電話が来ました! いつもの電話番号と少し違うので何かと思ったのですが、 なんと、担当者が変わったという連絡でした!🌸🌸🌸 春の移動祭りだ! 前の担当者2人(窓口氏と女性リーダー氏)は実績報告ではない部署に異動になって別のことをやっているそうです。・・って (まさか中小企業庁と機構のお問合せフォームに「ご質問」をしたせいじゃないよね・・) 異動しても引き継ぎ資料はあるそうな前の2人の残していった資料があるから、振り出しには戻らないようなことを言っていました

          3-7 中小企業庁から返事がきました

          「3-2 行政レビューと基金シートの件で、中小機構と企業庁に電話してみた」の記事にも書いたとおり、「基金シートによれば事務局の権限がかなり削減されたが、なぜか?」という質問をしたのですが、そのお返事のメールが来ました。 その内容によると、「補助金の基準策定や審査といった根幹業務の在り方についての規律強化を図るため、ルールを見直し、基金シートにおいても役割が明確に分かれるように記載しました。」とのことでした。 逆に言えば、いままでは役割が明確でなく、規律が乱れていたことの裏返

          3-6 差し戻し時間に関する一考察

          今日は差し戻しが来ないので悶々した日を過ごしていました。 事業再構築補助金の実績報告で、差し戻し対応の再申請をした場合、どのくらいの時間で再差し戻しをしてくるかの分析をしてみました。 11/14(最初の実績報告)→12/4(最初の差し戻し) 約20日 「様式第6・第7のアップロードする場所が違う」 12/14(直して再申請)→12/28差し戻し 約14日 「足りないファイル。納品書の記載など」 3/15(足りないファイルや理由書を作成)→3/28差し戻し 約13日 「

          3-5 実績審査の組織図の推測

          土日祝日は差し戻しが来ないので、もんもんと考えています。 窓口担当者が電話口で言った言葉を思い出してみると、 「これで申請してみます」「窓口担当者が最終承認をすることはなく」というのがありました。、窓口担当者がどこか別のところに申請しているのだと想像できます。 また、「公平公正を期すためダブルチェック・トリプルチェックのために別の部署のものが・・・」と言っているので、実績審査をするグループがいくつもあって、別のグループの人が些細なダメ出しをしたらクリアできるまで最終承認者へ

          3-4 電話対応で雰囲気が変わった言葉

          (これは4月22日ごろの話です) 事業再構築補助金の実績報告で事務局と電話しているときに、 【この言葉を言ったら雰囲気が変わった】というのがあったので思い出して書きます。 そもそものきっかけは、「実績報告額が交付申請額より少ない理由は何か」ということで、「社会情勢の変化で売上が減ったので必要最低限のものだけを購入したから」と回答をしたのですが、これがまずかった。 今度は売上や収益が減ったのであれば計画変更を出せということを執拗に要求しだしてきました。(それは計画変更ではない