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3-4 電話対応で雰囲気が変わった言葉

(これは4月22日ごろの話です)
事業再構築補助金の実績報告で事務局と電話しているときに、
【この言葉を言ったら雰囲気が変わった】というのがあったので思い出して書きます。

そもそものきっかけは、「実績報告額が交付申請額より少ない理由は何か」ということで、「社会情勢の変化で売上が減ったので必要最低限のものだけを購入したから」と回答をしたのですが、これがまずかった。
今度は売上や収益が減ったのであれば計画変更を出せということを執拗に要求しだしてきました。(それは計画変更ではないのに・・)
電話で窓口担当者に「売上や収益の減少は実績報告とは関係ない」と言ったのですが、そういう正論は通じません。また、補助金の適正化に関する法律を持ち出しても法律は理解できないようでした。そういうことが分かる人はパソナにはいないのでしょう。

上司が出てきた

そこで、「そのような要求は交付規定にも手引きにもないが、それを要求している人は誰か?」と言ったら「上司だ」というので、その人に電話を変わってくれと言ったら、若い感じの声の女性の方が出てきました。

その差し戻したと思われる女性上司の方に部署名と職位を聞くと、「補助金事務局実績報告」というのが部署名らしい。第二課とか第三係とか、そういうのはないとのこと。
また、職位(肩書)を聞いても無いとのこと。窓口氏が上司と言っているのがだから、課長とか部長とかあるのではないかと聞くと「リーダー」だという。

女性リーダー氏の話が本当かどうかわからないけど、数百人の派遣社員がフラットな階層構造のまま一部屋に集められて仕事をしていることになります。

交付規定にも手引きにも書かれていない資料を要求する根拠は何かと聞くと、「事務局が要求するものは事業者は出さなければならないことになっています」というので、それは暴論で権利の乱用だと言っておきました。

こんな感じの部屋なのだろうか・・・

法律議論

で、「この差し戻しは『補助金の適正化に関する法律』に違反している可能性が高い。この行為によって損害が発生した場合にその責任を誰が負うかということについて聞きたい。今後、訴訟を起こすかもしれないが、中小企業庁や中小機構は公務員と解釈され業務に関して免責されるが、委託されている民間企業の職員が独自に判断したのであれば免責される保証はない。それは理解しているか?」と聞いたら「そうですねぇ、免責されないでしょうね…」とあいまいな返事。

中間ボスは別の部屋にいる

「あなたが差し戻した責任を負う人か?」と聞いたら、別の部署の物が真の上司であるようなことを言い出しました。その人は機構や庁の人かと聞くとパソナの人だとのこと。部署名は「補助金事務局実績報告」だそうです。
名前は有名な演歌歌手のような感じでした。その人に代わってくれというと、別のフロアにいるから繋げられないようなことを言っています。

まだラスボスではない

リーダー氏の声が変わった瞬間

どうやら、この人を相手に交渉をしないと次に進めないようです。

で、いろいろ同じような問答を繰り返していて、
私「収益計画に関する資料は実績報告では関係ないから出す必要ないじゃないですか」と言ったら、
リーダー「出さないということですね!?
ここで、非常に声のトーンが強くなったのを覚えています。

また、「利益を出さないつもりですか?」みたいな議論になってきました。
私は「補助金というのは法律を作る側からすると、国の税金で企業が利益を出すことは良しとしていない。だから収益納付という仕組みがある。私としてはもちろん収益納付するくらいに利益を出すつもりですよ。」と言ったら、「それが聞きたかった」と言い、声のトーンがまた変わります。

まとめ

いろいろな話をしたと思いますが、根拠規定や法律の話を出しても効果がなく、のらりくらりでした。リーダー氏の声が変わったのは

  • 根拠規定のない資料作成には答えられない

  • 当事業は収益納付するくらい利益を出すつもりである

という議論になったときです。

おそらく、「資料を出さない」と言い切ってしまうと、「事務局が要求した資料を提出しなかったということで交付取消」と言い出すつもりだったのかもしれません。
また、「利益がほとんど出ない」というと収益が見込めないからということで計画変更になって交付の大幅減額あるいは取り消しとなってしまうのかもしれません。
その2つがNGワードであることがわかりました。

「資料は提出することは可能であるが、規定にないイレギュラーな要求であるため、その資料の何を以って何を評価するのかをあらかじめ示せ。」
「社会情勢は変化したが、当初の売上利益は達成するつもりであり、将来的には収益納付するくらいの利益を出すつもりである。補助金の決定が送らされているためスケジュールが遅れている。」
という言い方が正解なのかもしれないと思い、先の理由書につながるのでした。

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