マイクロノベルちょいす 035「あと一押しで……！」

No.1130
星の海を渡ってきた連中と戦争が始まった。科学力の差は歴然。だが人類には秘策が！　大穴を掘って宇宙人を埋めたのだ。その地方の名物エイリアン饅頭、お一つだどうだい？　最近、すごく美味しい実がなる木が生えてね。あの宇宙人、どうも植物だったぽいね。

No.1140
報酬を決めて下さい。お金、水、言葉。なんでもかまわないでしょう。さあ、働きますよ。集めてもだーれも褒めてもくれない。還元も不可。でも、これこそが価値ある報酬。高く積み上げ、他の存在を圧倒する。さあ、稼ぎますよ。だから報酬を決めて下さい。

No.1151
手を鳴らせ。どんどん出てくるラッキーナンバー。足でもいいぞ、ドンドン鳴らせ。どんなラッキーナンバーかって？　素数さ。素因数分解できない美しい数字！　「次の素数は？」1153。「たった2つ先じゃん」待って、本当に美しい数字なんだ。待って、舞って！

No.1168
「問題。ミックスジュースを二人でわけなさい。ただし一人は林檎が嫌いで、もう一人はミカンが嫌いです」ふふふ、人間ママなら叱って終わらせる難問だが、悪魔ママにはサービス問題だ。はい、コーラをぶち込んでみんなにっこり笑顔。あぁ、なんだその顔は？

No.1179
ぬいぐるみたちで連絡を取り合って、行進することにした。いわゆるデモってやつ。「取れた目を直せー」「直せー」「片寄った綿を戻せー」「戻せー」なかなかの注目度。これは要求が通っちゃうかも。「ペットを近づけるのはやめ……ね、猫だあ！」「解散!!」「ギャー!!」