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映画館で観た映画②

映画館で観た映画について途中まで書いてから少し経ってしまいましたので続きを書こうと思います💧


破戒

島崎藤村原作、60年ぶりの映画化だそうで
2022年に公開されています。

私は木曽の馬籠に旅行した際
島崎藤村記念館があったので立ち寄った際に
👇のポスターが貼ってあり映画化されることを
知りました。

 『誰にも心を許してはならない』

当時の部落差別という非常に重いテーマの作品ですが、私が観た映画の中では希望がある方かもしれません。あまり言ってしまうとネタバレになりますので内容については触れませんが、キャストも素晴らしく非常に考えさせられる映画でした。


福田村事件

もしかしたら、この映画は最近映画館で観た映画の中では一番重い映画かもしれません。
まず第一に、私はこの映画を観るまではそんな事件があったことすら知りませんでしたが
この吐き気を催す程グロテスクな事件は実際にあった事件でありノンフィクションです。監督はオウム真理教のドキュメンタリーを撮影したことで知られる森達也監督です。

関東大震災後にデマが飛び交い当時日本在住の
朝鮮の人々が罪無く殺されていく、ということも考えられない恐ろしいことですが、
全く無関係のたまたま地方から薬の行商に来ていた人々が本当に些細な行き違いから当時の千葉県福田村の地元の人々に虐殺されるというおぞましい話です。


映画は137分と比較的長いのですが、
前半は正直間延びしてるようにさえ感じられる程
静かで単調な人々の暮らしが描かれます。

それだけに、後半のあまりに理不尽な描写は
筆舌に尽くしがたいものがあります。
私は今まで観てきたどのホラー映画よりも
この映画が一番怖かったです。
決して映像的にはさほどグロテスクなわけでは
ありませんが、
普通の人々が群集心理に陥るとこれほどのことになるのかということが正視に耐えない程グロテスクに感じました。

これが史実であるということがなにより恐いことだと思います。
行商の棟梁が叫ぶ
『朝鮮人ならー』という言葉には本当に考えさせられます。

映画として面白いといってよいものなのかはわかりませんが、一見の価値はある映画かと思います。


オッペンハイマー

今年日本公開、クリストファーノーラン監督最新作ということもあり多くの方が解説動画を出されています。本当に難しい内容ですし3時間以上の大作なので事前知識がないとなかなかついていくのが苦しくなります。
私の拙い文章力では到底うまく表せませんし、
私も原爆についてなどは色々と意見も多々あるのでここでは書ききれません…

当初被爆国である日本での公開はしないとも言われていただけあり、被爆された方々がこの映画を観た時にどう感じられるのだろうと思う描写は多々あります。

私の個人的意見としては、クリストファーノーラン監督特有の映像美などは凄いなとは思いつつも
この映画をそのまま許容することは被爆国としては難しいのではないかと思ってしまいます。


それにしても、
我ながらよくこんなに重苦しい映画ばかり観てるなと改めて思います💧
私のパートナーや友達は明るい映画が好きなので、たいてい映画館には一人で行っています😢

次は10月公開のJOKER 続編が楽しみです🎬
たぶん一人で行くことになるとは思っています…

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