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映画館で観た映画

たまに猛烈に観たくなる映画が公開され映画館に
観に行きます。もちろん一人でです😢
自宅では色々なジャンルの映画を観るのですが
たまに映画館で観たいと思う映画はなぜかどす黒い暗い映画ばかりで、気がつけばここ数年で観た映画は本当に暗い映画ばかりとなりました💧


この数年映画館で観た映画

  • 『沈黙』遠藤周作原作 日本公開2017年

  • 『JOKER 』2019年

  • 『痛くない死に方』2021年

  • 『破戒』島崎藤村原作 2022年

  • 『福田村事件』2023年

  • 『オッペンハイマー』2024年


『沈黙』

私は遠藤周作の小説が大好きで
中でも特に『沈黙』は最高傑作であると思っているのですがそれが『タクシードライバー』の監督のマーティンスコセッシ監督により映画化されると知り飛び上がりました。
少し前の映画ではありますが、やはり映画館で
観てよかったなと思える映画のひとつでした。

キャストの良さもさることながら
映像化は難しいのではないかと思われる原作での
キリシタン弾圧の恐ろしさを予想以上に
目を背けたくなる程の生々しさで
描ききっていました。

塚本晋也さんは本当に40kg台まで減量したうえ
本当に海の中で磔になり命懸けで撮影したとのことです

映像的にも心理的にもかなりえぐられますので
かなり覚悟して観て頂くことをおすすめします

当時のキリシタン弾圧の過酷さが生々しく描かれます

原作、映画とも素晴らしい重厚な作品で色々考えさせられます。共に、『いびき』が大きなキーワードとなっていますが、そのシーンは原作、映画ともに身の毛のよだつ程の戦慄がはしります。

タイトル『沈黙』は神の沈黙である、ととらえてしまいそうになりますが原作者遠藤周作としてはそれは誤読であり、沈黙の中の声を表したかったとのことのようです。

いずれにせよ、おすすめの映画のひとつです。

JOKER 

JOKER に関しましては別の記事にて既に取り上げてしまったので、そちらをお読み頂けましたら幸いです👇


私にとって人生最高の映画のひとつです

痛くない死に方

この映画は、映画としては決してどす黒い暗い映画ではありません。むしろ、ほのぼのとしたシーンもあったりして、在宅医療について考えさせられる映画ではありますが明るく前向きともいえる映画です。

では私にとってはなぜ強烈な映画かといいますと

私の亡くなった親友がモデルだからであり
その親友のお嬢さんが原作者(厳密には原作者との対談者)だからです

こちらが原作です

亡くなった親友はかなり年上の男性なのですが
なぜかすごく話が合い、私の自死した友人と3人で旅行したり御自宅に行ったりしていました。
その友が病気になり末期となってしまったのですが、お嬢さんが在宅医療で看病をしたその一部始終が苦しくなるほど生々しく描かれたノンフィクションです。そしてその原作を元に映像化されたのが上記の『痛くない死に方』です。

そのため私は、親友がどんな感じで亡くなっていったのかをまざまざと観ることとなってしまい、
胸が締め付けられる思いでした。
映画のエンドロールの一番最後に
親友が実名で出てきます。その名前を観た時、 私には言葉では表現出来ない感情に襲われて
誰もいなくなるまで身動き出来ませんでした。

ただ、素晴らしい原作であり映画ですので
多くの方に観て頂けたらとは思います☺
映画の中で
『生きるとは食べること』
という言葉が出てきますが、今の自分には
突き刺さります。


かなり長くなりそうなので
他の映画はまた別に取り上げられたらと思います

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