Tesla Model 3に乗って聖地巡礼 【サンフランシスコ・シアトル旅 #01】
先日、Appleのスペシャルイベントの取材へ行ってきました。
記事は『SPUR.JP』で書かせていただいている連載の方で公開していただいています。先に目を通していただけると、流れを掴んでいただきやすいかと。
この取材の前に、実は別の仕事でミラノに行っておりまして、ミラノからサンフランシスコへ直接飛び、サンノゼへ移動、クパチーノで取材、その後サンフランシスコへ移動、最終的にシアトルに飛び、9月前半は2週間以上日本を離れておりました。
ミラノからサンフランシスコはフランクフルト経由で
サンフランシスコやシアトルでは、オフィスヴィジットをさせていただいたり、気になっていたショップ等に足を運んできました。
そもそもデジタルプロダクトや、昨今日本でもメジャーになったD2Cアパレル、リテールテックなどの分野に関してはやはりアメリカが中心であり、いろいろと以前からウォッチしていたのですが、それらを実際に見ることができて非常に良い機会になりました。
SF・シアトル旅の紀行文としてこちらに残しておければと思っております。
ミラノに関してはまた追って!
CtoCのカーシェアサービス「TURO」で Tesla を手配
Appleのイベント終了後、移動の足が必要だったので、普通にレンタカーをしようとしていたんですが、テックの本場だし、何かクルマにまつわる面白いサービスが無いかなと日本でリサーチしていたところ、CtoCのカーシェアリングサービス「TURO」というサービスを見つけました。
レンタカーではなくて、クルマを借りたい人と所有しているクルマを貸したい人をつなげるマッチングサービスのようなもの。
と、いうわけで、今回はTUROを使ってクルマを借りてみることに。それもTeslaのModel 3。日本ではまだ売っていないやつです!
Tesla自体、ショールームでModel SとModel Xを見たことがあるくらいでした。
ダッシュボードには計器類は一切なし。Model SやXは縦型のタッチパネルが搭載されていましたが、Model 3は横型。速度やクルマの状態を確認したり、エアコンなどの操作は全てこちらのタッチパネルから行います。ナビはほぼ音声のみで操作可能。
乗った瞬間、「ダッシュボードが家具っぽい!」と謎の発言をしてしまったんですが、余計な要素が無いので、クルマの中に居ると言うより、リビングルームに居るような感覚に陥ったんですね。タッチパネルとダッシュボードの関係性が、テレビとテレビボードの関係性に似ていたんだと思う。
加速はスムーズで軽やか、乗り心地も◎。快適ドライブです。しかしサンフランシスコ周辺を走るクルマはとにかくテスラが多い。日本のトヨタかなというくらいTeslaが浸透しているようでした。
Tesla専用の充電ステーション。いろんなところにありました。しかもどこもほぼ満車(駐車できる時間が決まってるので、いつまでも空かないみたいなことはなかった)。それくらいTeslaが浸透してるんだなあと。
ちなみに、サンノゼでは街中にキックスクーターのシェアサイクルが置いてあって、住人たちのインフラとして普通に機能しているようでした(写真は「BIRD」と「Lime-S」)。サンフランシスコでは事故が続出して、禁止になったそう。
前日も行ったのに、この日もApple ParkのVisitor Centerへ行って、
ハイビスカスティの酸味ですっきりしたのちに、
……またApple!
Appleの旧本社屋、Infinite Loop
こちらは現在のApple Parkに移転する前のAppleの旧本社屋Infinite Loop。今もオフィスとして使われているようです。
「わあああああわたしこの入口からジョブズがオフィスに入っていく映像みたことあるううううう!」というミーハーな叫び声がわたしの脳内から聞こえてきましたよ。
ここにもカンパニーストアがあって、Apple Park Visitor Centerとはまた違う種類のグッズが売っていました。
こっちで売ってるTシャツの方が、柄が攻めてる(笑)。他にリンゴマークがあしらわれた波佐見焼のマグカップやティーボトル、ボールペンなども。Apple好きの方は是非両方のストアを訪ねられることをおすすめします。
Computer History Museum
マウンテンビュー移動して、Computer History Museumへ。機械式計算機から、最新のスマホまで、コンピュータの歴史を膨大なコレクションと共に巡ることができる博物館です。
自分の英語力がプアー過ぎて全てを理解することは残念ながらできませんでしたが、おそらく言語を理解した上で全ての展示物を見ようとしたら、おそらく2日はかかる。だからTwo Day Ticketがあるんだ(笑)。レセプションのギークなおじさんがいい味出してました。
これ、実際使われていたGoogleのサーバー!(胸熱)
”HAPPY 10TH BIRTHDAY iPHONE!” わたしもこんな街で育ちたかったな。
Mountain ViewのGoogle本社
そしてマウンテンビューのGoogle本社へ。翌日に改めて尋ねる予定があったので、チラッとカンパニーストア周辺を下見してきました。
ドーンと、ドロイド君。
Google Mapで「Google Android Lawn Statues」と検索すると出てくるこの場所。
歴代のドロイド君が置いてあるんですが、実は最新のドロイド君(9.0=Pie)は別の場所にありまして、こちらは過去のバージョンのドロイド君たちが置いてあるようなんですね。
KitKatのドロイド君……めちゃ変な汗かいてるもん。
過去のドロイド君が余生を過ごす場所……なんだか、切ない気持ちに……。子どもたちにバコバコ叩かれてたりとかね……。
Googleのカンパニーストアは案内板に何故か「β」とかいてあったんですが、その名の通りβな感じのシンプルなお店でした。こういうところに会社のカラーが出ますね。
サンフランシスコへ
マウンテンビューから40分くらいクルマを走らせて、いよいよサンフランシスコの市街地へ。現地在住の友人から治安の悪さに関する話ばかりを聞いていたので、ドキドキしつつ……
ここで一旦いつも持ち歩いているカメラのα7iiとはお別れして、コンパクトな以前の愛機LUMIG GM1にシフト。荷物をホテルに一旦置き、次の目的地へ。
Google San Francisco
Googleは先程書いたMountain Viewの方がHeadquaterなのですが、サンフランシスコにもオフィスがあります。こちらはベイブリッジを望む都会的なロケーション。
サンフランシスコでは、優秀な若いエンジニアの争奪合戦が繰り広げられており、そういった子たちに魅力的に映るオフィス環境を整えることは、サラリーと同様に重要視されているみたい。
Mountain Viewは緑が溢れ、開放的な素敵な場所ではあるのですが、サンフランシスコに比べると田舎なので、若い子には魅力的に映らない場所ということもあり、サンフランシスコのオフィスは優秀な若手エンジニアのリクルーティングの側面でも重要な施設であるようです。
東京のGoogleオフィスもかなりお洒落で自由な空間だなあという印象ですが、こちらも業務の合間に趣味の制作を行うFabスペースがあったり、
アーケードゲームが並ぶゲームセンターがあったり、
小腹が減った時につまめる食べ物もヘルシー志向。
今回は、夫の知人である川島さん(@kawashima_san)にご案内いただきました。川島さんは、2014年から現地GoogleのGoogle Brand StudioでDesigner / Creative Leadとして働かれています。
Googleでは、アジア系のスタッフも数多く活躍されているそうですが、その中でも最近は、韓国から来た方がかなり増えているそう(日本人はかなり少数派だとか)。確かにエンジニア職でアメリカで働いている人の話はよく耳にするけれど、デザイン系の職種で海外で働く日本人の話ってあんまり聞かないなと思ったり。
川島さんが手がけたプロジェクト。ニューラルネットワークを使い、お題として表示された絵文字にピッタリくるアイテムを現実世界であつめるゲーム「Emoji Scavenger Hunt(絵文字借り物競争)」。面白いのでぜひトライしてみて。
そして、お言葉に甘えて、サンフランシスコならココ!という観光地にも連れて行っていただきました。
日本じゃあまり見ない急坂が織りなす景色が新鮮。LyftやUberが浸透する理由がわかる気がする……。
ちょっと長くなってきてしまったので、今回はこのあたりで。
【#02に続く】
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