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オトナたちよ、この本を一度手に取ろう

本を買った。
noteに書きたいと思った。
ただの感想ではなく、なによりここでオススメしたい、と。

人間は弱い生き物。
だがこの本を熟読し、自分の力にすることができれば、何もせず嘆いている他人よりも強くなれるとわたしは信じたい。

大好きな大型店舗のひとつ、蔦屋書店。
新刊コーナーのいちばん手前に置いてあったのが功を奏したのか、購入に至るまで5分ほどだった気がする。

いやはや、本も縁だ。

文庫エッセンシャル版

ある程度経験を積んだ大人な方にこそ一読してもらいたい。
押し付けではないが、そう思った理由はこうだ。

知らぬうちに凝り固まった考えになっていないだろうか。
年齢を重ねるほどに自分が正しいと思いがちで、柔軟な考え方ができなくなっていないだろうか。

社会に出たことのある若い世代にもぜひ手に取ってもらいたい。
人生これからの人たちには、まだ柔軟性がある今のうちに、いろんな考え方を知り強くなってほしいから。

全部で180章。
一ページに一章ずつ書かれている。
パッと開いたページだけを読んでもかまわない。
ほんのわずかな時間、立ち読み程度で心にズドン!とくるものがあった。

とても読みやすい。
中にはタイトルと本文一行だけ、という章もあったりする。
読書が苦手な人でも読めるであろう。

ひとつ、ふたつ…いつつ、むっつ…。

まだ全部を読んでいないが、ざっと目を通しただけでも非常に気になるものが何十章とある。
それらは一度読んで「はい、終わり」ではない。

個人的に繰り返し読みたいと感じたタイトルを、ここにいくつか挙げてみる。

031 あるがままの姿で見よ
043 内面まで外面の色に染まってはいけない
046 不幸になるかどうかは自分次第
050 心を乱す原因は自分にある
056 苦痛と思うから苦痛になる
077 印象だけで判断しない
079 腹を立てる人にわずらわされるな
081 自分の善悪の基準を他人にあてはめない
091 態度とまなざしにすべてが現れる
096 他人のことで思いわずらうな
106 自分の判断を軽視するな
145 恩知らずを責める前に自分を責めよ

「自省論」より一部タイトル抜粋

わたしは座右の銘を持っていない。
けれど、その代わりになり得ると感じた。

戒めになるワードや、なんならその章を手帳に丸写しして、つねに読み返したいと思う。

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