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崎陽雑筆
2022年4月20日 08:47
前回の続き。 ピンポンを押すと、しばらくして父が出てきた。最後に会った時と、あまり変わらない見た目にほっとする。この家に帰ってくるのは、もう何年振りだろう。田園都市線某駅からほど近くの2Kのマンションで、自分が大学生の時に引っ越してきた。それ以前は、駅からバスで20分ほど行った団地に住んでいたが、3人の姉(ついでに母も)が自立して家を出たこともあり、駅近かつ小ぶりなこの部屋に越してきたのだ。