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サードプレイスとしての図書館 | おしゃれカフェ併設の「日比谷図書文化館」「みちのきちプロジェクト」を好きになる理由。

「紙の本」って読みますか?
なんて質問をしてしまう時代。皆様はいかがでしょうか?

電車の中では電子書籍(漫画とかも!)を読んでいる人をたくさんお見かけしますよね。

わたしstudio iota 前田は、休みの日に本屋を訪れることが結構あるし、遠くに出かけた先に図書館があったら積極的に入ることにしています。

電子書籍には懐疑的だったのですが、本屋さんがなかなか無い土地を旅行した時に、漫画を発売日に読ませてぇぇぇぇぇ!って禁断症状が出て、便利さに気付いたエピソード!

以来、置き場所に困る月刊の漫画雑誌、ちょっと読んでみたい小説や、オタ活には電子を利用。そのうちハードカバー小説も電子版に移行しました。


よくもわるくも「何事においても絶対はありえない」って本当にそう思います…!

「電子書籍」賛成派

・本棚が必要ない(かさばらない)
・森林にとっては良いこと
・世界どこでも自由自在に持ち運び可能
・0時になった瞬間に新刊が購入できる!
・割引価格で買える

「電子書籍」反対派

・配信先が提供をしなくなったら読めなくなる
・目が悪くなる(疲労がたまる)!
・紙の本のほうが記憶に残りやすい

北欧のスタヴァンゲル大学の研究によると、

電子書籍で本を読んだ人は、紙の本で読んだ人に比べて、内容を記憶している度合いが著しく低いことがわかりました。

物語の進行に合わせて紙をめくっていくという作業が、一種の感覚的な補助となります。すなわち、触覚が、視覚をサポートするのです。


人間は100年くらいで進化するらしいので、そのうちに変わってくるのかも知れません。(星新一のSFの中で、なんでも指一本で済むようになった未来人は指が一本しか残っていなかったとか…!)


では次に、本を読む「場所」について考えてみるのはどうでしょう?


サードプレイスとしての図書館


近年、図書館の役割や存在価値が、大きく変化しつつあります。

コンシェルジュが本を探してくれたり、館内に併設されているカフェやギャラリーで気軽に雑談できたりするなど、従来の「行きにくい場所」という図書館が大きく変わってきているのです。

1日いられる図書館の存在は、『学校に行けない子供』の心のよりどころとして集う場所、つまりサードプレイスとしての役割を果たしています。

また、一部の学生やビジネスパーソンだけでなく、多くの市民に気軽に図書館を利用してもらおうという運動は『地域の活性化』に繋がっています。

世界の第一線の図書館では、ただ本を貸すだけでなく、利用者の課題へも積極的に関わりをもつサービスがあります。日本でも今、公共図書館が人々にとっての「家庭と仕事場以外の自分の居場所(サードプレイス)」になることを目指し、各地で精力的に改革を進めているそう。

滞在型の図書館は居心地の良い空間ににプラスして、本がキュレーションされていて自分の興味のあるジャンルで直接選びやすいイメージです。


学校の図書館にはちょっと行きにくい、思い思いに時間を過ごせる面白い図書館に行ってみたい・・・

という方には、サードプレイスの候補として、こんな場所はいかがでしょう?

日比谷図書文化館(千代田区)

✔︎ビールが飲める図書館。児童書は無く、ビジネス書とアートが充実。夜22時まで。
✔︎館内にあるレストランに貸出前の本を持ち込むことが出来る。
✔︎入口にコンシェルジュ。

日比谷図書文化館は日比谷公園の中にある、雰囲気が良い図書館です。

オフィス街にあるので、ビジネスパーソンにとってアクセスしやすい立地。

児童書がないので(授乳室はある)、友達と行くというよりは一人でじっくり行く印象です。

館内に併設されている「カフェ」には図書フロアの本を持ち込むことができます。
店内には東京をテーマにセレクトした本や文具を扱うショップと、コンセントが利用できる席などが60席があり、かなりいい感じ。

カフェは二店舗あり、夜はバータイムとしてアルコールも提供されています。

ビールやカクテルを飲みながら図書館の本を読むって、不思議な贅沢。


「ギャラリー」こちらもかなり面白いです。

千代田の歴史を学べる「常設展示室」と、多彩な企画の特別展を行う「特別展示室」、ふたつの展示室を備えています。

全面ガラス窓のせいか開放感たっぷり。図書館のイメージを覆すようなスタイリッシュな空間です。

雰囲気的に同級生がいるところにはいきたくない、
受験生で本当にしっかり勉強したくて大人向けの図書館を探している人には、こんな図書館がオススメです。

日比谷図書文化館
東京都千代田区日比谷公園1−4

月曜~金曜:午前10時~午後10時
土曜:午前10時~午後7時
日曜・祝日:午前10時~午後5時


國學院大學 みちのきち Kokugakuin Book Project(渋谷区)

✔︎居心地のいいフリースペース。読書や勉強することはもちろん、休憩したり、おしゃべりしたり、飲食することもOK。
✔︎一般開放されている。
✔︎教授のセレクトした書籍が置かれている。

煩悩の象徴である!?
360度に囲らされた書架をくぐって入場します。
ウッディなスペースに、木漏れ日を感じさせる暖色のライティング、美しい緑でまとめられたインテリア。

一周回って、どんな本が読まれてるが見てみると、
本を読んでる人数

0人!

みんなスマホしてる。
もう一度書きます。

0人!!

→ソファーで寝てるひと
寝転がってる人がメインで、堂々と床に寝てるのも。

→携帯電話で喋ってる子。
喋り終わると出て行く。

→カップルがいちゃついてる×4組
おいこら、堂々と音出して音ゲーするな。

→履歴書書いてる人。
めっちゃ散らかってる。

収蔵されているのはマンガから絵本、小説、写真集まで約800冊。面白そうな写真集があるから手に取ってみようかと思います。
ってクモの巣張ってました。

深夜のファミレスのような光景ですが、置いてある本と雰囲気はとても良い感じです。

わたし個人的には、小学校の図書室以来めちゃくちゃピッタリはまる感じの本。

自分が通ってる大学にあったら、
毎日行っちゃうだろうな。
1コマ空けば90分あるし、
そうしてるうちに恋愛的な出会いなんて全く無くて・・・
ふふふ。

あ、フリーWiFiは無いみたいです。壁に電源はあります。

集いながら空間を楽しみたい人にはおすすめです。コミュニティ機能として、何かが生まれ創られるキッカケの場所になったら素敵ですよね。
カオスと煩悩が凝縮されたような空間ですが、ほどよい気温と照明と湿度で思わずα波が出るかも。

國學院大學 みちのきち Kokugakuin Book Project
東京都渋谷区東四丁目10-28


いかがでしたでしょうか?


都市部で生まれて暮らしてきた私にとっては、
図書館や書店がいつでもどこでもあること。
なおかつ選択肢も多いこと。
って環境は、当たり前に存在していました。

ウェブ上でこんな話しを見かけた時に「サードプレイスとしての“図書館”」という解釈は、街によって違うのだなと感じました。

子どもが本と出会える場所は4つ。 親の本棚、図書館、書店、学校図書館。 ただし親の本棚は家庭によって 量が全然違う。 図書館と書店は、 子どもが歩いて行かれる距離にはないことが多い。 すると、すべての子に均等に本との出会いを用意できるのは学校図書館だけになる。(プラスして古本屋)

サードプレイスになりえるものは人それぞれ、

友達に会うことなひともいれば、場所であるひともいると思います。

行きつけのカフェと同じ感じで、興味を持ったときに訪れられる場所に図書館があれば、それは選択肢として素敵なことだと感じます。

◆本記事はこちら!

□ ライター 前田 紗希

前回記事👉海外でライブしたい!ローカルミュージシャンが海外公演する時に気を付けたいことを書き記します。飛行機での楽器運搬・電圧。

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【studio iota label】

日本の音楽レーベルstudio iota labelではCDの制作・販売、WEBコンテンツの発信、企業のWebライティング、動画BGM製作、アーティストやお店などの写真撮影、作曲・編曲事業、レコーディング・ミックス事業などを行っている。

前田紗希×tachibana【PRIMAVERA Official Music Trailer】ポストロック /ピアノインスト 30秒CM

【ウェブサイト】http://studio-iota.com/
【Facebookページ】https://web.facebook.com/iotabi
【note】https://note.mu/nagareruiota

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