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親の介護・6年の記録〜介護の始まりから葬儀・相続まで

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2021年8月某日、父が永眠しました。 6年に及ぶ、在宅での介助・介護が始まった日から、介護認定・デイケア・介護施設・ケアプラン・コロナ禍の病院の状況・救急車の搬送・終末医療・…
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#半身麻痺

親の介護が始まった日・第六話「介護申請とケアプラン」

親の介護が始まった日・第六話「介護申請とケアプラン」

父は、病院やお医者さんが大嫌いでした。
風邪をひいても病院には行かず、いつも市販の薬でなんとかしていました。
そんな父なので、介護施設等に入所するなんて話を聞く訳がありません。

…でも、まぁ、皆んなそうですよね。
正直なところ、病院や介護施設に入りたいと思う人なんていませんよね。
やっぱり自分の家がいい。
それは皆んな同じだと思います。

世話になってきた父親が老齢になり、少し身体が不自由になっ

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親の介護が始まった日・第五話「介護が始まり、最初に直面する事…」

親の介護が始まった日・第五話「介護が始まり、最初に直面する事…」

父が退院後、介助・介護にあたる家族の負担は想定以上のものでした。

父は、ゆっくりですが自力で床から立ち上がり歩く事は出来たのですが、トイレに到着前で間に合わず、途中で漏らしてしまう事が時々ありました。
処理にあたるのは母か私。
そして、漏らした側の父の気持ち。
特にプライドが強いのが男性。
父はその度にプライドが削られていきました。
情けなさもあるのか、複雑な表情をしてその場に佇むしかない…。

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親の介護が始まった日・第四話「リハビリと今後…」

親の介護が始まった日・第四話「リハビリと今後…」

父の転倒した時の傷が癒えるのもそこそこに、リハビリがすぐに始まった。
いきなり立ったり歩いたりではなく、マッサージや軽いストレッチと軽い負荷運動からのスタート。
高齢になると筋力の衰えが早いので、1日も早くリハビリを始める必要があると、担当になった医師と理学療法士さんから聞いた。

私はというと、上司や職場に事情を説明し、急に休んだお礼をして、職場に復帰した。
母は病院から、入院時に用意して欲しい

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