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(2022.02版)斎場プレイリスト

先月初の試みとして仮に自分が今月何かあった場合に斎場で流してもらう曲をまとめる「斎場プレイリスト」企画の更新をしないまま今月が終わるところだった。

とりあえず20曲、今月聴いて良かった曲をまとめてみることにします。

と思ったものの、毎月20曲ベストを選ぶというのはなかなか難しい。

なので、1月に作ったプレイリストにこれまでのベストを足していく方向で進めることにしました。

最高で20曲の追加を予定し、なんなら10曲も増えないのではないかと考えさせられるそれです。

はい。こちらが追加した最新プレイリスト。

今回追加した今月聞いた曲は7曲。

1. 会って話そう/ズーカラデル
2. バニラ/蒼山幸子
3. ぼくらの時代/Have a Nice Day!
4. 東京/くるり
5. 琥珀色の街、上海蟹の朝/くるり
6. 染まるよ/チャットモンチー
7. ダンスに間に合う/思い出野郎Aチーム

それぞれ少しずつ触れていきます。

まずはこちら、

・会って話そう/ズーカラデル
純粋に、自分の葬儀で久しぶりに会う人っているはず。じゃあそのきっかけにでもなればいいかなぁと思って入れてみた。
あとは自分と久しぶりに会って話そうぜ。みたいなやつ。その頃には死人に口無しってやつなんだけど。

・バニラ/蒼山幸子
Miss miss miss miss you〜の歌詞が気に入った。あとはリズムと声がタイプ。一瞬を燃やすように生きていたのであれば、間違いなく自分を肯定し、軽やかに送り出してくれる気がしている。そんな曲。

・ぼくらの時代/Have a Nice Day!
自分がモブの群像劇があれば誰がなんと言おうとエンディングに起用するつもりの曲。徐々に盛り上がっていくユニゾンがなんとも心地良いし、斎場じゃなくてもスタジアムとかでチャント的な感じでファンが歌ってくれたら間違いなく泣くタイプの曲。
そもそも自分がモブになる作品なのに選曲ができるのか?といった話は置いておいて。主役を張る映画ならそりゃもう色々ありますとも。えぇ。

・東京/くるり
上京をきっかけに自分のことを色々と考える人の曲。
独り立ちしたこともないけれど、今の上京だからこそやってくる孤独を受け入れるのにぴったりかなと思って選んでみた。
くるりを聴いて「エモい」とは何かを考えるきっかけになりました。どこかに寂寥感が残るのがとても好きです。

・琥珀色の町、上海蟹の朝/くるり
これまたくるり。今月はくるり月間だったのかも。エモ散らかした空気でbeautiful cityから出るのも悪くはないでしょうよ。
空気感とかってよりも、食べると無言になる上海蟹を一緒に食べたいって発想がね、格好いいとは思いませんか?思え。

・染まるよ/チャットモンチー
これは確かTwitterか何かで誰かが推していた曲で、ちょっと聴いてみたらもうぶっ刺さった。真っ当なラブソングです。
煙草をモチーフにする曲に親近感が湧くようになるも、煙草をエモの象徴として使われるのにはどこか抵抗を覚える20歳。
よく考えたら喫煙を始めてから今に至るまでの出会いと別れには大概煙草が絡んでいた気がしなくもない。
付き合っていた子から教わった花言葉を、別れてからもその花を見るたびに思い出す。みたいな呪いに似た何かを感じてしまう。そしてこれはきっと怨念に似た何かとして聴いた人を(あいつの葬儀で流れていた)と記憶に刻みつけることでしょう。

・ダンスに間に合う/思い出野郎Aチーム
泥臭いおっさんのファンクが好きなんですよね。
おっさんじゃなくても、男の恥も何もない、その一瞬だけは誰よりも最高にクールだと思ってしまうほどの最大瞬間火力があるバンドが好きなんです。
一瞬に向けて本気のグルーヴが流れるのが好きなのかもしれない。
そんなことを帰りの電車とか帰り道で聴きながら帰っている流行のナンバーです。
あまりにも手遅れであったって、これからは間に合う。音楽は鳴ってる。絶対に止めない。止めるわけにはいかない。そんな気持ちにさせてくれる曲。そんなことを思いながら帰り道を歩いていたら不審だったらしく、職質されました。間に合わなかった。

そんなわけで、今回はこの7曲が追加されました。

最近のニュースを見ると今この瞬間にも死んでしまうかもしれない人がいるのに、どうしてこんな悠長にいつ死ぬかすら分からない自分がプレイリストなんかを作っていられるのか不思議でならない。

死をネタではないけどギリ不謹慎に扱えることが平和なのかも。

来月もこうやって不謹慎に斎場プレイリストを更新できますように。そんなことをふと思った2回目の編集でした。

来月はどんな曲に出会えるのか楽しみ。

ではまた明日。ちょっとバイト行ってきます。ついでに明日から旅行です。鹿児島に行きます。

では。

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