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#海外駐在

ケツメイシ「海外駐在員への唄」が秀逸である理由;実際の海外駐在の経験を踏まえて

ケツメイシ「海外駐在員への唄」が秀逸である理由;実際の海外駐在の経験を踏まえて

ケツメイシの「海外駐在員の唄」を聞いた。そして私は昔、駐在員として安全・安心・快適に暮らしていたインドネシアと米国での生活を思い出した。

※ 駐在員とは、日本の会社から海外現地子会社または海外支店に派遣され、およそ3ー5年の期間、海外で業務を行う方々を指す。現地の会社で採用され、現地に骨を埋める覚悟を決めた日本人の方とは異なる。

駐在員としての海外生活は、正直言って現地で骨を埋める覚悟で挑戦す

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若い頃、意図せずして"過疎地の駅の駅員"になって学んだこと(1)

若い頃、意図せずして"過疎地の駅の駅員"になって学んだこと(1)

20代の終盤、当時勤務していた邦銀にてインドネシア駐在の発令を受けた。それも現地の子会社ではなく、現地で買収した直後の会社に出向することになった。買収先(正確には現地企業とのジョイントベンチャー)の会社への出向ということで、通常の邦銀における人事ローテーションのルートとはかなり異なる異動であり、またインドネシアに対して縁もゆかりもなかったので発令を受けた当初は非常に不安だった。

だが、今振り返っ

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若い頃、意図せずして"過疎地の駅の駅員"になって学んだこと(2)

若い頃、意図せずして"過疎地の駅の駅員"になって学んだこと(2)

(前の記事は上記リンクをご参照ください)

インドネシア赴任の目的

インドネシアに赴任した目的について述べたい。それは会社としては、「東南アジア市場の成長を取り込む」ことであった。赴任先の会社はその成長の取り込みを目的に買収した現地の企業であった。

当時は東南アジアの成長を取り込むべく、本社では東南アジア市場へのリテールビジネスの参入機会を常に伺っていた。その頃はまだ日本経済全体で見てもリーマ

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