子どもの笑顔を増やす関わり方
親子の時間、大事にしてますか。
仕事が忙しくてなかなか時間とれないとか、子どもがゲームばかりして、そういう時間はなかなか・・ということは多いかもしれませんね。
今年に限って言うと、学校は休校が続いたり、自粛要請のタイミングによって連休にも家族で出かけられないこともあったりでしたね。時間こそあったもの、親子で顔を合わせすぎて、逆にイライラしてしまったという話もよく聞きました。
この記事では、「生活、学習、生き方」の3つのパートに分けて、我が家なりの笑顔を増やす子どもとの関わり方について書いてみたいと思います。
日々の生活の中で
まずは、生活リズムの作り方。
うちの場合は、長男が低学年くらいまでは、昼間に死ぬほどテンションを上げて遊ぶので、夜寝てくれない!ということは、ほとんどありませんでした。
しかし、高学年になると、やはり夜更かし気味の日も増えてきています。
あまり褒められたものではないのですが、ゲームに熱中していたり、だらだらとテレビを見ていたりというのが主な原因ですね。
ゲームについては、今時はオンラインで、6年生ともなれば夜の9時、10時まで当たり前にやっている友人も増えてくると、盛り上がってなかなか抜けられないという気持ちも、ある程度は理解してあげたいとは思います。(許すとは言ってません。苦笑)
テレビも、アニメ映画ですら9時過ぎまでやっていたり、バラエティ番組は9時過ぎてからいよいよ盛り上がったりと、昔よりゴールデンタイムのピークが遅めですよね。
それで、思春期にさしかかっている長男はともかく、家がそういう生活ペースになってしまうと、下の二人まで、起きているのが当たり前になってしまいますね。
何はともあれ、朝はたたき起こすしかないというのが、正直なところ最近の現状です。
ここで、「いいかげんに寝なさい!」「早く寝ないから起きられないんだよ!」などと怒鳴りたくなりますが、それはなるべく我慢しています。
夜10時までテレビを見ているときに「いつまで見てるの!」って怒ったところで、その時点で慌てて寝るのが関の山で、時間をさかのぼって早く寝ることはできないのです。
そこで、後出しで「注意」するくらいなら、先回りして「忠告」することを心がけています。
夕食後くらいのタイミングに「今日は何時に寝る予定?やることは終わってるの?」と声をかけてやります。
それで、子どもが自主的に動けばしめたもの。
しかし、それでも上手く行かない方が多いです。
「大丈夫、わかってる。これ見たらやるから。」みたいな返事ですね。
これに関しては、こちらも比較的穏やかに対応できるわけです。
「時間考えてよ、すぐにやらないと間に合わないんじゃない?明日の用意は?」くらいのことは言えます。
まだ、悪いことが何も起きてないのに「できるわけないんだから、今すぐやんなさい!」なんて、怒鳴ってしまうなら、親の方が瞑想でもして、ちょっと冷静になれる訓練をした方がいいかもしれません。
そんな感じで、洗濯物を脱ぎっぱなし、ご飯の食べ方、学校のプリントを出さないとかいろいろあると思いますが、「現状が悪くなる前に忠告」というのは結構使えると思います。
気をつけたいのは、あくまでも子ども自身が考えるきっかけを作ることです。「今のうちにアレをやりなさい」「あとでコレはしないように」と行動の決定権を先回りするのは、良くないことくらい想像がつきます。
「そういえば時間大丈夫?」
「あ!・・そうだ!」
この感じですね。
家庭学習の仕方
本当に、手を焼くところですね。
「勉強しなさい!」・・・いや、やるわけないんですよ。
僕もいろんな方法を考えていて、考えた数だけ、いろいろな方法を試しています。その中で、その「いろいろな方法」というのは、大きく分けて二つの方向性に集約されてくることに気づきました。
①勉強の目的が見えていること
②自主的な勉強であること
小学校のうちって、全然将来が見えてないんですよ。
だから、勉強すること自体が目的になってしまいがちなのです。
この宿題さえやればOKとか、家庭学習1時間やれって言われたから1時間やればOKという感覚ですね。
これは、我が家では全面否定しています。
まったく無駄だし時間がもったいないから、そんな勉強ならやめた方がいいと話しています。
じゃあ、どうするかっていうと、今世の中で、どんな人材が求められていくのか、10年後にはどんな時代になるのか、そんな話をいつもしています。
そのためには、僕の方も不断の勉強が必要です。去年の情報は当てにならないくらい世の中の変化が早いですからね。
そうやって、先を見通した上で、とりあえず今は、目先の勉強くらい最低限できてないと話にならないので、やっておくべきという目線で取りかかる訳です。
もちろん僕の未来予測や社会情勢の読み方がいつも正しいとは限らないし、将来は全然違う変化をする可能性もあります。
それでも、今見通せる範囲で見通していることで、抽象度が高く物事を捉えることができると思うのです。
例えば、先日読んだのは落合陽一さんのこの本です。
この手の本を週に1冊でも読むと、今を生きている毎日を俯瞰して見えてくるように思います。その先を俯瞰できる感覚を子ども達にも伝えるのです。
子ども達に本を読めという大人がいますが、親が10冊読んでいるうちに、子どもが1冊でも読んだらいい方ですよ。まずは、大人が読んで伝えましょう!
視点が高くなってきたら、もう一歩進んで考えたいのは、行動の自主性です。
「やる気スイッチ」なんてないんですよ。
やる気がでないというのは、そもそも、努力の先にある姿になりたいと思っていないのです。そう、高みは目指さない方が、人生は楽ですからね。
だから、「言われたからやる」、「決まりだからやる」ということでは、労力のわりに身になりません。
最近は、YouTubeの学習動画は素晴らしい内容。
すでに有名人なので、知っている人も多いと思いますが、「とある男が授業をしてみた」
ほかには、タブレット教材がとても優秀ですね。
ゲーミフィケーションという考え方もはやっていますが、「やりたいから、ついやっちゃう」という感覚で勉強できるというのは、本当に優れものだと思います。
算数限定ですが、RISUはいいですね。
ちなみに、RISUの社長、今木氏の本も、面白かったです。
「うちの子は数学苦手」って、感じている方は是非読んでみるとヒントがありそうですよ。
ちなみに、Kindle unlimitedに入っている人は無料で読めます。
避けられる不安は、親が情報収集して導く方向を考えるのです。
子ども達が最前線で戦う戦士ならば、親は軍師です。
こうやって、子どもが主体的に学べる環境を考えるのです。僕らの時代にはない便利なものがたくさんあります。
そうすると、家庭学習がらみでガミガミいうことよりも、戦友みたいな感覚になってきますね。
生き方を語る
生活面や勉強のこと、全体にかかってきますが、親子の会話のテーマとして、生き方を語る時間ってとても有意義だと思うんですよ。
「生き方を語る」なんて改めていうと、仰々しく向かい合って「おまえは将来どういう仕事に就くつもりなんだ?」みたいのを想像するかもしれませんが、それは、大学生以上でもいいんじゃないでしょうか。
小学生相手に、10年後のリアルな社会なんてまったく想像がつきませんから、もっと普遍的な生き方を考えられると良いと思っています。
「誰かの役に立ちたい」
「やりたいことを毎日やれる人生にしたい」
そういうことです。
毎日、子ども達をみていると、なにかと口うるさく言いたいことがたくさんあります。
言葉の使い方、挨拶の仕方、片付けができない、ゲームやりすぎ、姿勢が悪い・・等など、挙げればきりがありません。
でも、そこで「注意」ではなくて、なぜ改善してほしいか?ということを問えば、その先の素晴らしい未来に向かうのか、暗い人生を歩むのか、毎日の行動が小さな分かれ道になっているということですよね。
怒りたくなるのは子どもが悪いから!
と、思いたくなりますが、子どもの態度は、親の考え方の鏡映しだということを、僕らは忘れちゃいけないですね。
「ほら~、玄関の靴が脱ぎっぱなし!」
靴をそろえる人生は、どんな未来が待っているのか。
笑顔で話題にしてみるのは、なかなか良い時間だと思いますよ。
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