自閉症スペクトラムと言われがちな子の良いところが分かるガイドブック
『あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド』
吉田 友子(著) ローナ・ウィング(監修)2005年 中央法規出版
素晴らしい本だと思いました。
ASD(自閉症スペクトラム)の中でも特にアスペルガー、
広汎性発達障害 などの疑いがあったり診断を受けたりした方に、
読んで頂きたいです。
この本に書いてあるようにサポーターの人と一緒に読むことが理想ですが、一人でも読める場合があるでしょう。
最初に自閉症と呼ばれる人の思考方法が多数派の人とどう違うか、
簡潔に書かれ、
また彼らが、たまたま少数派であることを短く述べています。
そして社会性、コミュニケーション、想像力(切り替え・応用)
の面から自閉症と呼ばれる人の特徴が書かれているのですが、
長所を最初に重点的に書いているところが、とても良いです。
あなたの感じ方は間違いじゃ無い。
それはそれで真実なんだけれど、多数派の理屈も、
知って合わせてくれてありがとう。
と、いうメッセージが全編を通してあるのが胸を打ちます。
『自閉症』の思考法自体は、とても価値あることで、
とても素晴らしい長所が一杯あるのです。
それなのに『少数派だから』ということで『問題児』と思われ、
多数派に合わせるためにとてつもない努力を強いられます。
その自分の立ち位置
☆ 思考方法が違うこと
☆ 少数派であること
☆ 素晴らしい才能の持ち主であること
を知り、自己肯定感を持つことが一番大切だと考えています。
その為に、この本はとても助けになると思います。
【最後に一言】
『自分の考え方が、どうして人と違うの?それは間違っているの?』
と、思ったとき手にとって欲しい本です。
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