晴れの日も雨の日も#156 氷点。そして神様のこと
クリスチャン作家三浦綾子の代表作「氷点」。
「続氷点」もあわせて各上下計4巻のベストセラー小説だ。note街の皆さんは読書好きの方が多いようにお見受けしており、ご存じの方も少なくないかと思う。
私も最初に読んだのは二十歳前後の紅顔の美少年(?)の頃だ。ストーリーをここで長々と書くことは避けたいが、美しく明るい健気な少女陽子を主人公として、人の心に巣食う猜疑心、嫉妬心、誘惑に惹かれそうになる弱さ、などが描かれる。
陽子には出自に秘密がある。その秘密に両親や兄などいろんな人が