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晴れの日も雨の日も#159 おカネの話

既に百回を有に超える拙note。コーチングの話や昔話、おでん屋の話は頻出するが、1回も出てこないのがおカネの話だ。

別にカネなんかいらん、とか、カネのことはけがらわしい、と思っているわけでもない。むしろ、サラリーマンを辞めて収入はガクッと落ち、初めてカネのことが気になりだした。

サラリーマン時代は一体自分がいくら給料をもらっているのか、給与明細さえも見ていなかった。家計は細君任せで、家族含め食っていけるだろう、程度の認識だ。

長年勤めていれば、それなりに給料もあがっていく。しかし、それは必ずしも自分のパフォーマンスやアウトプットを表すものではない。仕事の成果だって、自分の努力実力より風向きがフォローかアゲンストかの方に大きく影響されたりする。評価する上司との相性もある。
そんなこんなで、所詮給料なんてバタバタあがいたって、どうなるもんでもあるまいし、なんてタカを括っていた。

それが今は違う。

自分のコーチングが人さまにどう評価されているか。
それが報酬という形でズバリ見えるようになった。

評価されなければ仕事は頂けない。頂いている仕事だって出来が悪けりゃ最悪途中で打ち切られたって文句は言えない。毎月決まった収入があるわけではなく、それどころか、なくなる不安と背中合わせだ。

子どもたちも概ね親の手を離れ、ありがたいことに細君も働いてくれている。大きなカネが欲しいわけではない。だが、カネという報酬は、自分の存在価値や自分を必要とする人がいるかどうかの指標だ。
一体、今月自分がいくら頂いたのか、この先どのぐらい頂けそうなのか。そういう結果としてのカネが気になっている。

会社を辞めて約半年。ここまでありがたくも収入は上昇してきた。が、いくつかの案件が一段落し、4月5月の売上はややお寒い。不安や焦りに苛まされたが、一応食えているし、踊り場なのだと思い直すことにした。心豊かに生きるためにも、仕事を増やすためにも、焦りはマイナスに働く気がする。自分は自分のできることやるべきことを精一杯やる。ご縁は神様が与えてくださる。そう自分に一生懸命言い聞かせている。

さて、出す方はどうか。
カネの使い方はその人の底値が出る。
これは私は昔からあまり自信がない。悲しいかな「ケチ」なのだ。
バーンといいものを買おうというより、安けりゃエエという発想が抜けない。ちゃんとした店で食事をするより、立ち飲み屋とかそれに毛の生えたようなガチャガチャしたところの方が好きだ。誰かと飲み食いした時も割り勘が基本で、相手によってそれに傾斜をつけるのが関の山だ。

今は、領収書をもらえば経費で落とせる身だ。パッとカッコよくやることが将来の顧客獲得につながるのかもしれない。
だいたい老い先短い身の上だ。セコセコ貯めててもしょうがない。
カネは使わないと入ってこない、なんて言葉もある。羽振りよくやることが信用アップにもつながるかな?自分の世界を広げてくれるかな?

世の中良くできていて、安いものはそれなりのもの、ということが多い。安くて良いとなると、みんながそこに殺到して、手に入れる苦労を考えると結局それが正解だったのか?なんてこともよくある。安物買いのゼニ失い、とはよく言ったものだ。

おカネは誰でも少しでもたくさん欲しいのだが、じゃあそれで何を買いたいのか、何を手に入れたいのか、何のためにおカネが欲しいのか。
貯めるためにほしいとなると本末転倒だ。有用に使って初めてカネは生きる。
そんなことも考えながらおカネと付き合っていきたい。

先週土曜日は古巣職場メンバー20人余りとゴルフコンペ。卒業して4年立つ今もお声がかかり、誠にありがたい。スコアは、終日雨✕強風の絶悪コンディションでつける気もなし💧

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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<予告>
#160 不条理なこの世界
#161 おでん屋にて#7黒子
#162 おでん屋にて#8まいりました!

(つづく)


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