韓国人ダンサーとの再会。

衝撃的だった10代の女子高生ダンサーがsakehouseに宿泊したのは、2016年11月末。

(当時17歳と28歳…もの凄い差が…。。。。。)

ゲストルームは2部屋あるのだけど、ちょうどこのゲストが滞在している期間は、もう片方の部屋は空いていたため、この子と僕だけの、ちょっと微妙な空間になってしまっていました。

数日間sakehouseに滞在したものの、初日のチェックイン時に挨拶をした程度でその後はほとんど会話無く過ごしていました。

(そもそも、男性オーナーの僕しかいない空間は正直少し怖かったんだと思う…なんとか空気を変えたかったんだけども、なかなかうまくいかなかったなぁ)


彼女の勇気ある行動に感動…!

あたりまえのように、最終日も特に会話することもなく、「よし、明日はまた新しいゲストが来るなぁ〜」とすっかり翌日へ向けてのスイッチに切り替えて始めていたところ、なんと突然彼女が部屋から出てきて、「ケーキを食べましょう!」と話しかけてくれました。


とても美味しかったパブロのチーズケーキ


(二人で食べるにしては、随分デカイな…)と思いつつも、勇気を振り絞ってこんなおぢさんに話しかけてくれたことに、めちゃくちゃ感謝しながら美味しくいただきました。

この日食べたこのケーキの味は、一生忘れません。

一緒にこのケーキを食べながら少しずつ会話をしてみるものの、この子はあまり英語が話せるわけでもなく、まだまだ日本語も勉強中(とはいえ、十分会話はできる…!すごい...!)という感じで、簡単な日本語と英語を組み合わせながら、日本に旅行にきて楽しかったことなどを聞いていました。

最後の最後に本当に、交流ができてよかった。

自分が彼女側の立場だったら、きっとこんな行動を起こす勇気は出なかっただろう。(後日談もあり。)

そうして、奇跡的に打ち解けることが出来た翌日。無事に韓国へ帰国していきました。


二度目は日本のクラフトビールに挑戦!


それから約半年。2017年7月初旬。


またいつか、あのゲストに会いたいと思っていたところ、なんとinstagramのメッセージ機能に彼女からの通知が…!

どうやら日本へ再び旅行するので、是非会って食事をしましょうとのこと。(感動…そして、再び 勇気ある行動に心から尊敬…まじ尊敬…)

もちろん即答で快諾。



この日も当然、お互い拙い英語と簡単な日本語でコミュニケーションを取りつつ、気がつけば4時間近くは同じお店で喋り続けていた。

高校を卒業し、今はダンスを学んでいるとのこと。

本気でプロダンサーを目指していること。

日本が、東京が、大好きで本当に留学してみたいとのこと。

ラーメンの一蘭が大好きとのこと。(一蘭は驚くほどアジア人に人気がある。)

彼女なら、必ずや全ての目標を成し遂げることができるだろう。そう感じながらいただく、Craft beer market (虎ノ門店)のビールは今宵も最高でございました。

一度ならず、二度までも、貴重な日本への海外旅行の大切な時間をこんな僕に費やしてくれたことに本当にただただ感謝である。


そういえば、この日。前回sakehouseに宿泊した時のことについても話しを伺うことができたのだが、どうやら彼女もやはり相当緊張していたらしく、オーナーの僕と会話をしてみるべきかどうかを、韓国の友達へ電話して、相談していたらしい。。。笑

その結果、勇気を出して話しかけてみることにしてくれたとのこと。

その友達にも、感謝である。


まさに、sakehouseをやっていなければ一生あるはずのない出会いであった。

こんな出会いがあるのなら、僕はどこでだって、いつまでもsakehouseを大切にし続けたいと、確かにそう感じたのでありました。


(別れ際に1枚)


東京へ来るのは、二度目だけどもまだ大阪や京都、もちろん北海道にも行ったことがないとのことだったので、次回は是非地方へ足を運んでみると面白いよと最後に伝え、この日はお別れ。


次は、いつ会えるかわからないけども、またいつか必ず会いましょう。

Have a good day!


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