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「最高の生徒~余命1年のラストダンス~」1年で一生分生きた。

感想3️⃣1️⃣本目

最終回まで見終えたので、私なりに感じたことを書きます。
※感想部分に一部ネタバレを含む場合がございます。


~あらすじ~

母からの遺伝性の病気を患い余命1年と宣告された高校3年生の伴ひかり。
のちに彼女は最強のJKとなるのだがこの時はまだ知らない。
彼女はどんな時もビデオカメラを持ち歩き、ことあるごとに自分の姿と声を録音している。
余命を宣告された日からみんなへメッセージを、自分が生きた証を残そうと限られた時間を大切に生きるひかり。
好きな人としたかったこと、友達としたかったこと、家族に伝えたかったこと…
死ぬまでにやりたかったことを1年ですべて叶えようとがむしゃらに進んでいくひかりに巻き込まれながらも”今”を噛みしめながら命を動かし続けていく強くも儚い物語。

~キャスト~

・伴ひかり…畑芽育
・藤原大志…山下幸輝
・木下幹太…杢代和人
・美山志乃…齊藤なぎさ
・二色愛未…志田こはく
・加賀凛…菊地姫奈
・鍋島聖衣良…みとゆな
・林結起哉…犬飼貴丈
・伴ふう子…星野真里
・伴健…武田航平
・宮尾むつ子…瀧本美織

~スタッフ~

・脚本…関えり香、上野詩織
・演出…西村了、長尾くみこ
・監修…新村核(医療)
・音楽…坂本秀一
・エンディング…TOMORROW X TOGETHER「紫陽花のような恋(Hydrangea Love)」
・プロデューサー…鈴木努、福井雄太、久保真一郎、星野恵、林洋輔
・制作プロデューサー…下村忠文

~放送~

・放送局…日本テレビ
・放送期間…2023年7月15日~9月23日
・放送時間…毎週土曜14時30分-15時
・放送枠…Zドラマ
・話数…10

~感想~

もし自分に残された時間があと1年だったら皆さんはなにをして過ごしますか?
”病”というものは残酷で時に人の命までをも奪ってしまうもの。
自分自身に余命宣告されるのももちろん辛いけど自分よりも親の気持ちを考えると申し訳なくていたたまれない気持ちになります。

数年前に祖父を病気で亡くしました。
病というものを恨んだし、コロナ化ということもありいつも通りの環境で最後生活させてあげられなかったこと、なかなか会いに行けなったこと今でも思い出し後悔をし涙が出そうになります。
同じ人間として生まれたのに病で命を落としてしまう人もいれば寿命を全うし生涯を終えるものも自ら命を絶ってしまう人もいます。
同じ命なのに、同じ人間なのに不平等だなと考えてしまいます。
後悔してからでは遅いということ分かってはいても後悔してしまっている自分が情けないです。
生活スタイルや食事、年齢、環境など考えられる病気になる原因は探せばいっぱいあるのかもしれない。
でも少なくとも私はこれを食べたら病気になってしまうかもとかこれをしたら病気になってしまうかもと先のことを考えて今の自分の欲望を我慢することはできません。
自分に残された時間はわからないけどどうせいつかみんな死んでしまうのであれば好きなものも食べたいし好きな人ともいたいし、好きなことをしたい。
そう思ってしまうのは当然のことであると考えます。
先の事どころか一秒先になにが起きるかなんて誰にも分らない。
だからこそ1年で一生分生きたひかりがかっこいいし尊敬します。

命を落とすほどではありませんが、私も現在闘病中です。
辛く暗くなる時も正直に言えばあります。
ただそれは病気に限らずに生きていたらいいことも悪いこともあるように明るい日もあれば暗い日もあることと同じなんだと思います。
でもそれは私が余命宣告をされていないからです。
ひかりとは置かれている状況は違うかもしれない。でもひかりは前しか見ていなかった。それも自分のことだけじゃない、残された人間のことまでも考えていた。それだけで私よりも何倍も大人だと思ったし、自分のことが少し恥ずかしく感じてしまいました。

なによりひかりが死ぬまでにやりたいことが可愛すぎて…
「好きな人とファーストキスがしたい」そんな淡いお願いなんてとうの昔に消え去ってしまいました((笑))
いい意味で言えば私が大人になった証拠
悪い意味で言えば私が童心を忘れたという証拠
人を好きになるということも友達がいることも親に愛されているということもすべて当たり前のことではないんだと気付かされました。

大志の真っ直ぐな愛と二人で星空の下でするキスに涙を流してしまったおばさんは私です…
思いが通じ合っている二人を引き離す病がやっぱり憎く、苦しいです。
志乃もとっても辛かったと思うんです。
ずっと何年も親友として隣で生きてきたのに一番大切なことを言ってくれなかったのかと悔やむこともあると思います。
ただこの痛みを経験した志乃はとっても強くなると思うし、大人になったとき間違いなくひかりの気持ちを理解し優しい人間になると思います。
”死”というものに慣れることはなく何回経験しても辛く、心に穴が空いてしまいます。慣れてはいけないものだと思うし、これから先、出会う人の数より別れてしまう人の数のほうが多いかもしれない。それでも人の気持ちに寄り添うことのできる人間でいたいと強く願います。

余命宣告されて迎える明日は怖いかもしれない。
夜眠ることが怖いかもしれない。
迎えた朝が幸せだとは限らない。
怖くて当たり前なんです。
大事なのは”生きる”ということを諦めないということ。
生きることを諦めたその命は生きられなかった人にとってはすごく価値のあるものだったと思います。
明日も明後日も生きていくために私も死ぬまでにやりたいことリストを作り始めてみようと思いました。
ひかりのようにかわいいお願いはかけないかもしれないし、欲望が多すぎてたくさんになってしまうかもしれない。
ただ欲望がたくさんあったほうがやることが増えてモチベーションに繋がると信じて今生きていることに感謝したいと思います。

たくさんの記事や情報であふれているこの世界で私のこのnoteを選んで読んでくださっているあなたに感謝します。
どうか一日一日を大切に生きてほしいと願ってそろそろ終えようかと思います。

命の大切さや尊さに改めて気づかされるそんな作品でした。
Zドラマとし若者向けに放送した作品かもしれないけど年齢関係なく見ることのできる作品だったと思います。
”死”という存在が思っているよりも近くにあるひかりが悔いのないよう生ききる、いや生きたお話であり証です。
ぜひ「最高の教師1年後、私は生徒に■された」とセットでご覧ください^^
誰かの生きる希望になったらいいなと願う作品でした。
気になる方はぜひ見てみてくださいね👀

どなたかの目にこのnoteがとまりますように。
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