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映画レビュー:22年10月の4本


響け!情熱のムリダンガム
(2018年/インド/ラージーヴ・メーナン監督)

「世界はリズムで満ちている」の邦題で2018年の東京国際映画祭で上映された作品が、都内の南インド料理店「なんどり」さん(行ってみたい)配給で全国公開。音楽が主題の映画はたのしい。

バビロン
(1980年/イギリス/フランコ・ロッソ監督)

彼にとってはたまたまそれがレゲエだったり、ヒップホップだったりなだけで、しんどい時に音楽が救ってくれた点では同じ。趣味とか意味じゃない。実存のレベルで僕にブッ刺さって、救い上げてくれた。そんな大河の一滴に僕もなりたいし、恩返しもしたくなる。そうしんどい時はいつだって音楽が救ってくれた。音楽は奪わないでほしい。毎年秋の風物詩だったJAH SHAKAの来日公演、再開をずっと待っています。

RRR
(2021年/インド/S・S・ラージャマウリ監督)

3時間7分ずっと高密度高圧力。途中でいったん「ふぅこれで終幕か。コッテリだった。。」と息をつくと、そこからまたクライマックスへ向けて加速していって、まだやんのかい、、!と、一杯でも濃厚なレンゲが立つラーメンを、三杯ぐらい食べた気分になるし、しばらく映画館行かなくていいや。。ってなる。それにしてもインド映画がこんな日本中の大型シネコンでガンガンかかるようになるなんてなぁ(制作費ケタ違いですものね)。次作も必ず観ます。

All the Streets Are Silent
(2021年/アメリカ/ジェレミー・エルキン監督)

カルチャーは最深部で生まれる。コミュニティーの中だけのスモールビジネスだったものが大衆化していく時に、変質したり、仲間が離れたり。ドラマがあります。


<了>

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