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映画レビュー:23年5月の4本

マインド・パワー、マインド・コントロール
(2022年/ジェフ・ミルズ監督)

20世紀(前世紀)のアートフィルムを観ているかのよう。ジェフ・ミルズ映像表現向いていないのでは?もしくは彼のエクスペリメンタルな世界観を平面のスクリーンで表現するにはムリがあるのでは。立体や、空間を使ったインスタレーション向きでしょう。ネットで散見できるAXISのYOKO UOZUMIさんの言葉は読んでいておもしろい。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
(2023年/アメリカ・日本/アーロン・ホーバス&マイケル・イェレニック監督)

スターのカタルシスやばい。お情け程度にクッパの心情を描くもんだからかえってクッパが可哀想なやつに思えちゃう。マリオとピーチ姫がラブに向かわないところが今っぽい。「destiny is calling !!」

ブラフマーストラ
(2022年/インド/アヤーン・ムカルジー監督)

劇中でも明言されているようにこれはインド版のアベンジャーズ。数千年の歴史の引き出しがあるインドに、神話をもとにアベンジャーズやられたら、アメリカ敵うワケない。マーベルなんてスタートアップ企業が老舗にはなかなかね。。パート2も日本公開されるかな?楽しみ。「恐怖を愛してやれ。閉じ込めるな。」「生きてはいないが死んでもいない。ただ存在している。」ってどの歴史書からの引用ですか深。

最後まで行く
(2023年/日本/藤井道人監督)

中盤から豹変する綾野剛がサイコすぎる。ラストシーンかと思ったらまだ狂気が続いて、もう岡田准一も笑い出しちゃってフルスロットル!ってどんな終わり方だよ凄い。観てるこっちまで笑っちゃう。「その終わり方、日本の脚本じゃないでしょ?」「韓国?やっぱり!『パラサイト』っぽいもん」と見抜いた妻の慧眼も凄。


<了>

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