見出し画像

【料理エッセイ】全国に4店舗しかないオシャレな餃子の王将 "GYOZA OHSHO"に行ってきた

 最近、あるYouTuber(?)の動画にハマっている。ソムリエの舌はめんどくさい。というチャンネルで、イタリアンのシェフであるお兄ちゃんとソムリエの弟が様々なチェーン店で爆食い・爆飲みをしている。

 はじめに見たのはサイゼリヤ編で、プロとして真正面から料理を褒めるし、ワインを褒めるし、最高に気持ちがいい。

 加えて、一回の食事でほとんどのメニューを網羅する勢いなので、毎回、お会計が安さを売りにしているお店とは思えない金額になるのが面白い。

 この年齢の兄弟二人で楽しそうに飯が食えて、腹の底から笑い合えるって、たぶん、珍しいんじゃなかろうか。その希少な雰囲気を見ているだけで幸せな気分になってくる。

 さて、そんな二人が先日、餃子の王将編をアップしていた。

 中華とワインも相性いいよね、なんてウキウキ再生したところ、わたしの知らないオシャレな王将が現れたので驚いた。

 まず、ロゴの感じが全然違う。

 英語でGYOZA OHSHOだし、色彩はモノトーンだし、庶民派な賑やかな色彩が鳴りを潜めている。

 というか、「の」はどこいった?

 訳したらOHSHO OF GYOZAになるんじゃないのか? (いや、意味を踏まえたらOHSHO KNOWN FOR GYOZAとかなのかな?)

 確かめたいことがいろいろあった。

 動画で紹介されていたのは阪神芦屋店だったので、てっきり関西にしかないのかと思ったら、調べると東京にもあるらしい。しかも有楽町の駅前とアクセスしやすい。

 ちょうど見たい映画がそのあたりで上映していて、近々、行かなきゃなぁと考えていたので、渡りに船とタイミングがよかった。

 パートナーと一休日のお出かけ。昼過ぎまでは各々の予定があったので、適当な時間で待ち合わせた。まんま、あなたとわたしの合言葉、有楽町で逢いましょう!

 きょうのシネマはロードショーだったけど、たぶん、フランク永井は王将に行かないだろうなぁ。

 なんて歌詞にまつわるエトセトラが気になって、電車の中で『有楽町で逢いましょう』について調べてみれば、もともとはそごうが大阪から東京へ進出する際、大々的に打ち出したキャンペーンのテーマソングだったとか。

 なるほど、案外、GYOZA OHSHOも近からず遠からず。あながちなのかもしれなかった。

 実際、お店の外観はフランク永井が入店しても問題なさそう。

 メニューを開けばワインも充実!

 これなら『ワイン』という歌を唄っているフランク永井も大満足だ。

 とはいえ、暑かったので、まずはビールを頼むことにした笑

 あと、料理もGYOZA OHSHO有楽町店限定のものがいろいろあって、どれも食べてみたかったけど、まずは普通の餃子を注文した。

 なんだかんだでいつもの王将になっちゃうかも。そんな風に危惧したけれど、運ばれてきたグラスを見てビックリ。なんかオシャレっぽい!

 聞けば、ペローニというイタリア産のビールらしい。細かい香りはぶっちゃけよくわからないけれど、言われてみればフルーティ。いずれにせよ、めちゃくちゃ美味しかった。

 そして、安定の餃子である。間違いないよね。こればっかりは。

 とりあえず王将でやるべきノルマは達成したので、ここからはGYOZA OHSHOを堪能しなくてはいけない。

 定番の味に惹かれながらも、ひとまず、限定の品を片っ端から注文してみた。

 YRC(有楽町)サラダ 〜モッツァレラチーズの紹興酒漬け入り〜、YRC鳥手羽中の中華風甘辛だれ 〜花椒の薫り〜、YRC海老のチリソース(チーズ入り)、YRC月見土鍋麻婆豆腐丼!

 王将なのにメニュー名にサブタイトルがついている感じ、なんかレストランみたいで面白かった。

 追加要素として、チーズが入っていたり、香りが増されていたり、どことなくヨーロッパの風が吹いている。やはり、ワインに合わせるべきなのだろう。

 赤か白か迷ったけれど、ここは冒頭で紹介した動画でオススメされてきたアルパカのロゼにするしかなかった。

 ついでに、肉と玉子のいりつけも追加しちゃった。これ、ヤバいぐらい美味しいから、食べずに帰るなんてことは不可能だった。

 ちなみにアルパカのロゼはすっきり飲みやすく、脂っこい中華との相性は抜群だった。なんとなくコンビニやスーパーで買える安いワインってイメージがあったけど、想像以上に口当たりがよく、今後、自宅で飲む用に常備しようかな。

 最後の悩みはデザートだった。限定メニューはなかったので、杏仁豆腐にすべきか、ごま団子にすべきか。それが問題だった。

 理屈で考えれば、さっぱりと口直しをした方がいいに決まっているんだから、杏仁豆腐なんだよね。ただ、ことはそう単純じゃない。

 気づけば、ごま団子を頼んでいた。理由はわからない。そういう日もあるとしか言いようがなかった。

 食後、腹ごなしに有楽町を散歩した。

 そういや、なぜGYOZA OHSHOなのか、謎はまったく解明されなかったなぁ。でも、たまたま近くの施設でSusHi Tech Tokyoというイベントをやっていて、より謎な名前が堂々と輝いていたので、すべてはどうでもよくなってしまった。

 興味本位で覗いてみたら、入場無料とのことで堪能してきた。ガイドツアーにも参加して、隅から隅まで見学させてもらった。でも、SusHi Tech Tokyoという言葉の意味は一ミリもわからなかった。

 たぶん、アルファベット表記の名詞を並べるとクールなんだろうね。たしかにカッコいいような……?

 いや、やっぱり、よくわからない笑 

 ちなみにパラリンピックの種目でもあるボッチャを体験させてもらったんだけど、それがすごく楽しかった。また、やりたいなぁ。




マシュマロやっています。
匿名のメッセージを大募集!
質問、感想、お悩み、
読んでほしい本、
見てほしい映画、
社会に対する憤り、エトセトラ。
ぜひぜひ気楽にお寄せください!! 


ブルースカイ始めました。
いまはひたすら孤独で退屈なので、やっている方いたら、ぜひぜひこちらでもつながりましょう! 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?