【料理エッセイ】コメントで教えてもらったチャーハンを食べに芝パークホテル 北京へ行ってきた
先日、新宿の思い出横町にある岐阜屋のチャーハンについての記事を書いた。
お陰様で公式まとめに入れてもらうなど、想像以上の反響を頂いた。その中でジミーチダさんにオススメのチャーハンを教えてもらった。
いつか行こうだと行けないことが多いので、早速、平日ランチを予約して、今日、パートナーと二人でサクッと食べてきました!
京浜東北線のJR浜松町で降りて西へまっすぐ進み、増上寺大門を目の前に右折。しばらく歩くと芝パークホテルはあった。
スマートに席へ通されて、予約特典の無料ドリンクで乾杯。大きなメニューを渡されるも、注文するものはすでに決まっている。まるで、いつもの品を頼むみたいに、チャーハンと麻婆豆腐をお願いした。
普段、平日のお昼なんて、納豆ご飯に常備菜など、込み込み100円、200円でこなしているわたしたち。さすがはホテルランチと尻込みするも、物価高の昨今、近所の定食屋さんでも1,500円ぐらいはかかることを考えれば、なるほど、たしかにお得なのかも。
まわりがビジネス会食らしくスーツで談笑している横で、全身GUとユニクロのわたしたちはせせこましい会話をヒソヒソ交わし、ドキドキ、わくわく、チャーハンの到着を待った。
そして、やってきたのがこれ!
取り皿をもらって、まるで町中華みたいに仲良く取り分け、まずはチャーハンを一口。
ああ……。幸せなパラパラ具合……。
ご飯の一粒一粒が、具材の一切れ一切れが、しっかり油でコーティングされているので、食材本来の瑞々しさが保たれている。だから、噛み締めるたびカラフルな旨味がじゅわっと広がり、とても楽しい。
麻婆豆腐もパクッ。
辛い! でも、ちゃんとコクがある! そして、なにより豆腐がトゥルトゥル! 後に引かないキレがあり、いくらでも食べられそう。
それからは夢中になって、黙々とレンゲを動かし、箸を動かし、あっという間にペロリ完食。がっつり中華だけど、すべてが品よく仕上げられているので胃にもたれることはなく、スッキリした気持ちでホテルを後にしました。
美味しかったなぁ、なんて言い合いながら、散歩をしていたら、目の前に大きな東京タワーが。
都内に住んで十年以上。なんだかんだ東京タワーに登ったことがないね、という話になった。
わたしたちはともに地元が神奈川だったので、修学旅行で東京へ行くことはないし、どこかへ遊びに行くとしても、灯台下暗し、東京タワーが候補に上がることは一度もなかった。
せっかくだし、登ってみようか。
本当は外階段にチャレンジしたかったけれど、受付で聞いたら、土日祝の限定らしい。残念。
それでも、エレベーターでたどり着いたメインデッキの景色も「おお!」って感じ。
ガラスの床も実際に立ってみるとけっこう怖い。
トップデッキに行くか迷ったけれど、追加1,800円についつい躊躇。なにせ、昼ごはんのチャーハンと同じ値段だからね。貧乏性が出てしまう。
下りに関しては外階段が平日も開放されているとのことなので、高さ150メートル、約600段をテクテク降りることにした。
ホラーゲームのステージみたいなところから始まって、風通しのいい時間をたっぷり堪能できた。
下りだから余裕だろうとたかをくくっていたけれど、終わってみれば、脚はガクガク。疲れ果てていたので、エネルギーを補給するためふもとでクレープを食べた。
そんなわけで、オススメのチャーハンを食べに行ったら、期せずして東京ツアーを楽しめた。こういう風に自分の観測範囲を超えた楽しみを教えてもらえるのって、すごく素敵。
ぜひぜひ、みなさんもオススメのチャーハンがあったら教えてください! サクッと食べに行きたいと思います!
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