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名物社長、それぞれの従業員の石は?<ほたるいしマジカルランド>

ほたるいしマジカルランド 寺地はるな

小中学生の時に足しげく通った遊園地。
アトラクションでの叫び、チュリトスやソフトクリーム🍦を
ここぞとばかりに食べて楽しんだ記憶を思い起こすとともに、
当然ながら遊園地には様々な従業員がいたのだなぁと気がづきました。

本のタイトルである「ほたるいしマジカルランド」は遊園地の名前で
フリルのついたワンピースを着た、元気はつらつの名物社長と
多くの従業員が働いています。

しかし、この名物社長が突然入院することになり、従業員にざわめきが・・・

月曜日から土曜日までの6人の従業員が登場して物語が始まります。
一人ひとりの立場や役割(担当)が異なる中で、ほかの従業員とのかかわりで働き方、自らが求めていることを考えていきます。

そして、その名物社長が一人ひとりの従業員の性格を把握していることが
大きなポイントです!

ひとは見ていないようでちゃんと見ている。

でも、普段はなかなか気がつかないですよね。

イルミネーションやアトラクションだけでなく、
わたしたちがどこかで求める遊園地(マジカルランド)。

するっと入るか、なかなか出口に辿りつかないか、ちょっとのぞいてみませんか?



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