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一筋縄ではいかない?!アフターヌーンティー <最高のアフターヌーンティーの作り方>

最高のアフターヌーンティーの作り方 著者:古内一絵さん

今はちょうど苺の季節で、苺をふんだんに使ったケーキやお菓子がお店に続々と登場しています。苺はそのまま載せても見た目が美しく、またジャムやソースに使っても甘酸っぱさが残り、スコーンやパンとの相性も抜群です。

その苺を素材とする宝石のようなお菓子たちと、誇り高いコーヒーやお茶をゆっくり楽しむ時間が「アフターヌーンティー」。🍰☕

ホテルでの利用は5,000円から8,000円くらいとなりますが、2~3時間を最高の空間で過ごす、なんとも贅沢で貴重な体験をしたことがありますか?

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と、まるで宣伝文句のような書き出しとなりましたが、今回ご紹介する本はまさにこのアフターヌーンティーをテーマにした小説です。

古内さんの本は初めて読みましたが、1つの本に考えさせられる要素が多々ありました。

その1つが、識字障害(ディスレクシア)。
日本語の読み書きには大きな支障はないですが、英語に関しては文字を認識できない登場人物への周囲の反応、サポートについて触れられています。
その人の抱えていたもの、キャリアへの影響がアフターヌーンティーに大いに関わっていくのです。

そのほかに、

アフターヌーンティーはひとりで楽しんではいけないの?

その紐解はまず、アフターヌーンティーの歴史を知っていこう。

そして、人が生きていくには甘いものが必要なのだ。

の内容が含まれていて、優雅な時間であるように思われる背景には人々の生活に直結しているたくさんの想いが表れていることがわかります。この時間は作り手と食するもの、両者の特別な時間でもあるのです。

アフターヌーンティーに行く機会がない方も、この本でちょっとのぞいてみてはいかがですか?

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