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「ミニサラダの永遠」に納得!<おいしいものでできている>

おいしいものでできている 著者:稲田俊輔さん

常軌を逸しておいしいものが好きな人。僕自身もその中のひとりだという自覚があるという稲田さんが「食べ物」にモノ申すではなく、熱く語っているエッセイ。

稲田さんは南インドカレーで有名な「エリックハウス」を開店した方と聞いて、このお店に行ったことがある私は急に親近感が湧きました。

ランチで2種類のカレーが選択できるのですが、ついついバターチキンカレーを選んでしまいます。ホントおいしいです♪

ちなみに、私が食べ物の本を求めている時は、心のコリをほぐして“ほっ”としたい時。

食べ物の小説やエッセイでは、細かな描写に目が奪われ、ミステリー小説のように没頭できるのが魅力。引き込まれる威力が一層強いのです。

毎日食しているのに、こういう視点があったのかと気づかされる点が多々ある中、特に共感した項目が2つあります。

それは、「ミニサラダの永遠」と「から揚げ稼業」

食前によくサービスで出てくるミニサラダの役割について、お客として、また経営者としての見方から、結論が導かれていくのですが表現がユニーク!

そして、日本人が大好きな”から揚げ”。🏳‍🌈

稲田さんは「から揚げ弁当を食べたい人はひたすらから揚げを食べたいに違いない」という確信を基に三種類のから揚げ弁当を生み出したと書いていますが、前述のサラダ同様にネーミングに心がそそられるのです。

三種類のうち、ひとつ紹介すると、

<ご飯の見えないから揚げ弁当>をさらに超えた、<〇〇が閉まらないから揚げ弁当>。

本作より

〇〇は、勘が鋭い人ならもうおわかりですね。🤭

常軌を逸しておいしいものが好きな人は、アイディアが降ってきたら箸🥢ですっと掴むようにチャンスを逃さないのかもしれません。😋


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