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わたしにとって四天王の一人、寺地はるなさん!<カレーの時間>

わたしにとって女性作家の四天王がいます。🏳‍🌈
瀬尾まいこさん、原田ひ香さん、青山美智子さん、そして今回ご紹介する寺地はるなさんです。

寺地はるなさんについては以下のマガジンにまとめていますが、人とのつながりを強く感じられる内容が多いです。

私たちは日々、人と出会い、悩み、ぶつかり、傷つくことがあります。
そのような時、寺地さんの本は温かく包み込んでくれると思います!

さて、今回の作品はこちら!
カレーの時間 著者:寺地はるなさん

戦前に生まれ、男尊女卑的な考えがある1人暮らしの祖父は、孫であるぼくに「桐矢とやったら住んでもええと思ってるねん」と言う。
ええつ、慎重で失敗したくない、今の生活をゆったりと過ごしているぼくにそんなことを言う?
ぼくは祖父とどう過ごしていけばいいの。

と心配ムードが漂うが、祖父の傍若無人な態度だけでなく、祖父の娘である母親の姉妹とその娘(ぼくにとってのいとこ)の境遇と過去の出来事が交じり合い、祖父に対する感情が変わっていく。
ほんの少しずつ。。。

祖父との時間と時の経過を示したカレーとの対比、
そしてジェンダーやパワハラ的な要素もあって、さすが寺地さん!🤗


実業之日本社

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