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なべはるの心に残った note

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なべはるの琴線に触れた note をまとめるマガジン
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記事一覧

採用活動に必要な企業の発信手法とは?石倉秀明さんに聞くnoteとSNS活用

近年、リモートワークの普及や働き方の多様化に伴い、企業の採用活動も大きな変革を迫られています。優秀な人材を確保するためには、従来の手法だけでなく、noteやSNSを活用した情報発信が欠かせません。 そこで今回は、「働き方」を研究するAlternative Work Lab所長で、書籍『これからのマネジャーは邪魔をしない。』なども上梓されている石倉秀明さんをゲストにお迎えし、noteやSNSを通じて企業の情報を発信するポイントについて深掘りしました。 ※本記事は2024年4

入社2週間の中途入社者が考える、オンボーディングを自走するためにあると嬉しいもの

10月に転職し、中途入社者としてオンボーディング期間を過ごしています。わたし自身は人事として今後社内のオンボーディングを整備する側でもあるので、入社者側を経験した貴重な記憶を残すべく、感じたことをメモしておきます。 ちなみにこのnoteには、私がオンボーディング期間に実際に「あったら良いのに」と感じた点も、用意されていたことで重要性に気づいた点も、両方含まれます。 まず知りたいのは全体像と期待値まず知りたいのは、オンボーディングの全体像と、オンボーディング期間の終了時点で

マネジメントは教養や所作ではなく、"業務"である

はじめに「マネージャーは尊敬される人柄じゃないと無理ですよね」 「マネージャーは対人感受性がないと」 「そもそも、人として向き不向きがあるよね」 経営者の方と議論していると、マネージャーを誰にしようかと悩む時、あるいは自社のマネージャーについてコメントをする時、こういうご意見はよく伺います。 これらの問いに対して私の答えは「No」です。 マネジメントはフローもやり方もはっきりと言語化できる"業務"であり、そこにはマニュアルが存在します。訓練すれば誰でも一定程度のレベルで実

リモートワークにおけるチームワークの心構え

クライアントさんに向けて情報をまとめようと思いましたが、せっかくなので全世界に発信することにしました。これが正解ということではないですが、私なりの経験に基づく考えを書いていきます。 大前提:発信しなければ伝わらないあなたが今何をしているか、何を考えているか、何に悩んでいるか、空気を察することはできません。何も発信しなければ「何をやっているか分からない人」として認識され、出てきた成果だけでしか判断されなくなります。ちょっとしたことでも発信できる場所+発信しやすい雰囲気(いつも

企業が発信する文章は、誰も読まない

と、いきなり吊りタイトルですみません。 なのですが、「文章を読んでほしい!」と思うのであれば「そもそも文章なんて誰も読まない!」という前提に立つことは、けっこう重要なことだと思っています。 そんな話をします。 「誰も読んでくれない」を前提にする僕が出版の世界からビジネスの世界に出てみてちょっとだけ驚いたのは、多くの人が「読んでくれる」という前提で情報発信しているということでした。 プレスリリースだったり、社員インタビューだったり、社長とタレントとの謎の対談だったり……

OKR導入時に注意すべきポイント

目標管理制度といえば、Peter Druckerが導入したMBO(Management by Objectives)が有名だが、昨今インテルやグーグルで導入されたOKR(Objetives and Key Results)が少しずつ広まっている様に思える。 このOKRに関しては、私自身複数のクライアントと一緒に導入を推進する中で、よく出会う課題がいくつかある。 今回はそれら課題と、考え得る対策を一緒にまとめてみた。 ※本投稿はOKRとは何かを理解したい方を想定したもので

ライティング初心者がはじめてインタビュー記事と向き合って得た学び

先日はじめてちゃんとインタビュー記事を書きました。予定通り(?)さまざまな落とし穴にハマり、それはもう学びが深かったので整理しておきたいと思います。 なお、具体的なアウトプットのよしあしをふりかえる記事ではなく、「インタビュー記事を書く」というほぼ初めての経験に対してのふりかえりであること、わたし自身はまだまだ以下の内容を訓練中であることをご了承ください。 インタビュー記事は、「書く」というより「魅力的に再構成する」今回の学びを一言であらわすなら、インタビュー記事は「書く

「お前はどうしたいの?」ってすぐ詰められるってホント!? 中途入社メンバーとマネージャーが語る、世間のリクルート像とリアルのギャップ

「長時間ぶっ通しで働いていそう」「声が大きい人、圧が強めの人が多そう」「仕事も遊びもイケイケな人が多そう」 リクルートに対し、こんなイメージを抱いている人もいるかもしれません。また、一人ひとりの「Will(やりたいこと)」を尊重する文化であることから、上司から事あるごとに「お前はどうしたいの?」と詰められる、などという飛躍したウワサも流れているようです。実際、中途入社者へのヒアリングでは、「入社前に周囲の人から大丈夫?と聞かれた」「内心、不安だった」という声も聞かれます。しか

孤独になりがちなPdMを後押しできる存在でありたい-読むカジュアル面談 徳永 脩-

こんにちは!採用広報です。「読むカジュアル面談」シリーズではカジュアル面談や一次面接に登場する担当者の人柄や日頃考えていることを、面談前に理解いただけるよう、紹介いたします。 今回は、業務基盤開発本部の副本部長であり、プロダクト戦略部の部長である徳永 脩(とくなが しゅう)さんにインタビューしました。 ーー前職までのお仕事内容について、教えてください。 新卒でパッケージソフトの開発会社に入社しました。担当したのはERPパッケージソフトで、販売、購買、在庫、生産、原価など

会社を動かす人事は何をやっているのか?(カプコン社編)

目次を見ていただければ分かるが、とんでもなく長い記事である。文字数にして1万文字となってしまったが、内容は相当濃いものになったと思う。目次を見て、気になったところから読んでいただけるとありがたいです。 現在、様々な組織課題の分析系コンテンツは普及してきているが、実際に社内で人材育成・マネジメント施策を推進している人からすると「実際、他社はどういうことをやっているのか?」の方が気になるのではないだろうか。 坂井自身、自分のプログラムの導入先の企業の「その後」をお伺いすること

創作大賞の応募作品を、プロの編集者が添削するとこうなる

もしかして、受賞しちゃうかも。 創作大賞に応募した瞬間、こう思った人は多いと思う。 私もね。第一回創作大賞で、エッセイを書いて応募しました。でもね、応募ボタンを押した瞬間「受賞できるかな~」とは思わなかったんです。 応募が完了した瞬間、思ったことはコレです。 さて受賞パーティー、何着てこうかな。 ここで自己紹介を。 私は、日本最大級のコンテストである「note創作大賞」で優秀賞を受賞しました。 受賞作品はこちら。 結果発表ではこんな選評をもらいました。 no

【日本最長】東京地下街 4050mの旅(東銀座~大手町)道中案内

はじめに私たちの首都・東京の地面の下には巨大な街が広がっている。 中でも最大規模とされているのが、東京駅を中心に、北は大手町・南は銀座まで広がる長い地下街だ。複数の通路を連結しながら、その長さは4km超に及ぶらしい。 以前から興味があった「日本最長の地下街」であるが、今回都合よく時間ができたので、この機会に端から端まで歩いてみることにした。手軽に非日常体験を味わえるなかなか楽しい旅だったので、皆様もぜひ挑戦してみてほしい。 「日本最長」ルートはどこか日本最長の地下街はどこに

人事評価制度の本質と効果的な構築方法:落とし穴を避け、組織の成長を促す

評価制度を勘違いしてた新人マネージャー時代「人事評価制度は、給与を決めるためのもの」 1社目でマネージャーをしてた時は、そんな風にしか捉えられていませんでした。pay for performance(成果主義)の会社だったので、マネージャーとして「メンバーが結果をだせる状態をつくる」ことに集中していました。 今思えば、評価制度が成果主義でシンプルだったので、チームとして大きなゴールにたどり着くために別でアプローチする必要があったんですよね。これはこれで正解です。 だけど、

東京から福岡に移住して2年。福岡の魅力を4.5万字で徹底的に語る

住み慣れた東京から福岡に移住してきて、2年が経ちました。まだ2年なので福岡のすべてが分かってるとは言い難いですが、2年経って改めて感じている福岡の魅力の数々を、ここで一気に放出したいと思います。 そもそもなぜ福岡に?本題に入る前に、前提となる自己紹介を少々。 私の生まれは大阪です。親の転勤で10歳の時に埼玉に移り住み、社会人になってから25年以上はほぼ東京です。というわけで私自身は福岡と無縁なのですが、妻が福岡出身というのが、福岡との唯一の縁になります。 移住のキッカケ