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その分野で先駆けて“第一人者”になれ

 若い1年目の総合職の女性が、ある企画のアイデア出しで悩んでいるのを見かけたので、少し声をかけてあげました。

 「ちょっとおまけの話なんだけどさぁ。
 企画のアイデア出しって、ある種、学生時代のテストと同じで、頭の中にインプットされていないと、いくら考えても出てこないんだよね。
 頭の中へのインプットで、一番いいのは、“読書”だよね。私は、社会人になってからの30何年間で、4千冊以上の本を読んできたけど、毎年百冊以上を30数年続けてきたよ。コロナ禍になってからは、冊数が伸びて、年間2百冊以上になったよ。
 この前の土日も、本を5冊買った。何か企画の勉強をやるときは、ミニマムで3冊、標準で10冊、頑張ったら、百冊読むといい。
 ちなみに、私は、FP(ファイナンシャル・プランニング)の本は、千冊以上読んでいる。体系的にまとめられたものならば、通信教育や資格取得を利用してもいいよ。
 ちなみに、経営コンサルタントの人って、優秀そうに見えるけど、要するに、読書などの勉強量が違うだけだよ。
 若いうちに、読書習慣を付けておくと、少なくとも、ウン千万円の価値があるよ。

 おじさんの説教というレベルではありませんが、頑張っているけど、大変そうだったので、ヒント出しということで、示唆してあげました。

 私は、保険業界のいわゆる本社機能のあるところに長く在籍していますので、社会人になってからの30何年かで、世の中はいろいろと移り変わり、その時々で、私たちのところでも、様々な新しい知見が導入され、その導入の先駆けとして、私はいろいろと関わりました。

 本社機能のあるところならば、どこでも似たようなものでしょうね。

 ある知見における先駆けとなるためには、わかりやすい話をすると、「東京・新宿の紀伊國屋書店本店にある、その分野の本を、“右から左まで”全部買って読む。」という手法があります。

 今だったら、アマゾンでキーワード検索して、10冊くらいまとめ買いして、一気に読むという手法もありでしょうが、本って、実際に手に取ってみないとわからないことが多いので、私は、実店舗に行って、購入することにしています。

 ちなみに、私は、ほぼ毎週の土曜か日曜に、本屋に行き、本を数冊購入し、大抵の場合、その日のうちに読了しています。
 ※私は、99%以上“積ん読”がありませんし、読むときは、最初から最後まで本当に読みます。こういう人は、大学の先生に言わせても、珍しいらしいですね。

 読書は、私の場合、基本「自腹」です。職場の経費とか、人から借りてとか、図書館で借りてとかなんてことは、あまり言わない方がいいです。

 自分でお金を払って購入すると、イヤでも真剣に読みますから、結局、身に付いて、元が取れるものです。

 元どころか、本なんて、4千冊買って、単価千円としても、4百万円ですが、私は、その10倍くらいは機会利益・実現利益を得ているような気がします(マジすか、マジすよ)。

 体系的にすでにまとめられている分野でしたら、通信講座や資格取得に挑戦するのも、いいアイデアです。

 私は、これにより、社会保険労務士、CFP、1級DCプランナー、保険コンプライアンス・オフィサー2級などの資格を取得しましたが、周りを見渡しても、そういう人はそう多くはいませんから、“お得感”満載です。

 こういう勉強習慣が付くと、それだけで決して万能というものではありませんが、その分野の先駆けとして、職場内の“第一人者”になれますから、必然的に、企画等のアイデア出しなどでも、かなりラクになります。

 おじさんの私ですが、エラそうなことを言うつもりはありません。ただ、読書などの勉強は得ばっかなんだよ、と伝えたいだけです。

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