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なつめの読書記録

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私の読書記録です。
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#ヤマザキマリ

【読書記録】人類三千年の幸福論

【読書記録】人類三千年の幸福論

 ヤマザキマリさんのエッセイは、いつも読み応えがあって、気がつくと付箋だらけで読んでいます。

 対談形式のものも多く、それもまた読みやすくて好きです。
 特に感性の似ている者同士の対談は、会話が盛り上がる部分も多く、熱量を高く感じ、非常に面白いです。

 この本は、大英博物館「マンガ展」担当キュレーターであり美術史家のニコル・クーリッジ・ルマニエールさんという方とヤマザキさんの対談形式で綴られて

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【読書記録】歩きながら考える

【読書記録】歩きながら考える

 ヤマザキマリさんのエッセイ。以前ご紹介した『たちどまって考える』と同様に、コロナ禍における生活の中で感じたことが書かれています。

 『たちどまって考える』の読書記録はコチラ。

 今回もまた、ヤマザキさんが大切にしていることを改めて受け取ることができました。

 印象に残った文章はこちら。

 一見、どんなことでも疑うって、冷たい人のように聞こえますが、ヤマザキさんは、考えることをやめてしまっ

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【読書記録】たちどまって考える

【読書記録】たちどまって考える

 以前のnoteで紹介した『妄想美術館』を読んでから、新たに興味を持ったことがあります。

 それが、ヤマザキマリさんの他の作品も読んでみたいということでした。
 図書館で早速借りてきて読んだのが、この『たちどまって考える』というエッセイです。

 新型コロナウイルスが流行し始めてから約半年後に出版された本で、コロナ禍の中でヤマザキマリさんが感じたことが書かれています。

 印象に残った文章がたく

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【読書記録】妄想美術館

【読書記録】妄想美術館

 アートに疎い私が、興味のアンテナを張るきっかけとなった本。

 アートに造詣の深い原田マハさんとヤマザキマリさんの対談形式で綴られているこの本は、アート初心者でも読みやすい1冊でした。

 世界の歴史的な絵画や彫刻について、お二人がまさに妄想を繰り広げながら対談しているので、その語られている作品たちを思わず見てみたくなります。

 元々アートに詳しい人が読めば、また一段と読むのが楽しくなるだろう

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