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探究学習を探究する【セミナーメモ】エデュシークfor student

前回に引き続き、8/15(日)に行われたEduseek for student Vol.4「今、求められる探究の力とは〜探究学習の一歩を考える〜」に参加しました。

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今回はこのセミナーのメモを書き起こすことを通じて振り返っていきたいと思います。(相変わらずメモなので読みづらいと思います)

スピーカーのお二人のプレゼン

1)藤原さとさん

主にご自身の経歴などがメインのプレゼンでした。

私たちのミッションは、「良質な探究学習の一般普及」
著書の中で主に書かれているハイ・テック・ハイの裏テーマは「公正」
PBLが着目されているのはPBLで学力を伸ばすことが可能だということと中退率の低いことが挙げられる。

「学ぶ」に関する5つの哲学的背景
「学ぶ」ということは永続主義、本質主義の中では「伝達」と捉えられていた。そこから進歩主義、実存主義、社会構造主義へと変わるとともに、「学ぶ」ということは「構成」と捉えられるように。

「伝達」と「構成」では矢印の向きが全く違う。「学校で行う授業を探究に変える」という意識よりも「教授(伝達)」と「探究(構成)」を行き来する学びを目指していくこと。

2)伊藤里紗先生

探究×公立学校 〜探究学習への一歩〜

探究ってなんだ
一度自分の考える「探究」を言葉にしてみよう。ぼくが考えた探究は「自分(学習者)からの知りたい!考えたい!で始まり、試行錯誤しながら問いに挑んでいくこと」でした。

伊藤先生の考える「探究」(仮)
「気になること」に向けていきいきと悩んでいること
・きっかけは能動的か受動的かは関係ないかも
・「楽しい」「きれい」ではないかも・ヒントは日常に転がっているのかも

「探究学習」に関心をもったきっかけ

幼児教育を学んでいた。「遊び=子ども主体」では子ども主体の授業って?

教育実習時代の担当先生の授業。一見子どもたちが主体的に活動しているように見えていた。不服そうなRくんの言葉にハッとする。「あの先生の授業がいやだ。だって全然教えてくれないんだもん」

私の実践 〜子どもがいきいきする時間を目指して〜

①ふしぎの木
朝の会
日直がふしぎを発表→ペアで話し合う→考えたことを全体でシェア
小さく繰り返すことで探究のタネ、マインドを育てる

②哲学対話
答えがない問いに対してじっくり話し合う
〈問いの決め方〉
・みんなで決める
・てつがくおしゃべりカード
・NHK番組「Q」

知識優位がひっくり返るおもしろさがある

③総合的な学習の時間
総合×国語で生きている単元にする。探究に近づけるキーワードは「つなぐ」

大切だと考えていること
「子どもの思い」と「カリキュラムマネジメント」が鍵。

子どもとの関わりで意識していること
・「先生はこう思うよ」→先生は正解を教える存在ではない
・「〇〇さんはどうしたい?」→自分の考えをもつ
・面白がる存在に→評価しない(ようにしたい)

ひとりごと

藤原さとさんがおっしゃっていたいくつかの言葉が心に残っています。

総合的な学習の時間の問題点は急ぎ過ぎ。「いい問いを作りましょう!」と先生が言っていたら、子どもたちは問いを作ることが嫌いになってしまう。
探究的な学習は絶対一人でつくらない。
自分の文脈で自分なりの「探究」の定義を見つけることが大切。

昨日の話にもつながる部分だと思いますが、教育には答えがありません。だからこそ、自分なりの答えをもって授業をしていく。その中で出会う子どもたちの姿や同僚の見方によって自分の“観“を広げたり深めたりしていくことが大事なんだなぁと思いました。


ぶっく📚


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