中村 岳也

会社員/音楽制作/文筆/ゲーム配信 仕事と暮らしで感じたことを書いていこうと思います。

中村 岳也

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マガジン

  • 暮らしの中で

    6月からここにまとめます。

最近の記事

梅の花、咲く頃。

本当にツイてないあの日から数日。今日は中途半端な木曜日。相続関連の手続きのため、午後休みをとった。相続以外に理由がもう一つ。あの日へのリベンジも兼ねた。 ここ数日、とあるテレビ番組を見ていて「この人やっぱり好きだな」と思う芸能人が数人いて、その人たちがこぞってオーバーオールを着用していた。前から知っているはずなのに初めて目に止まった。 「そういえば今までオーバーオールを着たことがないな」 と思い、気になり始めた。オーバーオールで検索をかけてみると、サロペットとも呼ばれるこ

    • つまらないのは

      起きて外を見ると天気も良いので、今日は外に出た。 ここ2ヶ月、仕事もプライベートもほとんど家で過ごす日々が続いていた。あまりにも変わり映えのない日々だったので、それを変えるためにいつもは行かないような煌びやかなところに行こうと原宿〜表参道まで足を運んだ。 前向きなエッセイを書こうと足を運んだまでは良かった。Wi-Fiと電源付きのカフェに入ろうとして色々調べながら向かったものの、全然入れない。 1つ目のカフェは駅から離れたカフェ。駅から離れているしきっと入れるだろうと思ったけ

      • 暮明

        「人間なんて、結局死ぬんだからそんな考え込まなくてもいいんじゃない?」 そう言ったのは、関係も古くなった友人だ。いつも暗い発言はせず、落ち込んでいる印象はない。ちょうど私には色々なことが降りかかり、平常心が揺らいでいるタイミングで久しぶりにご飯を食べに行った。 今までの私は、なぜか自分の許容ギリギリくらいまでお酒を飲むように振る舞っていたがその日はセーブした。正直言ってお酒はそんなに得意じゃない。好きなお酒は限られるし、そもそもそんなに多く飲めない。 なのに、自分のキャラクタ

        • 水流

           この1ヶ月間、今まで止まっていた水が一気に流れ始めた。自分の人生、そして外の世界が一気に動き出して活発化していった。  親は3年前から病を持っているが、病状はこの一ヶ月で一気に進行し体が動かなくなった。その頃に私自身が曲をリリースしたり、憧れのアーティストも曲をリリース。それらを皮切りに新しいドラマが始まったり、他のアーティストもどんどん新作を出していったり、今まで会うタイミングもない人から連絡がきて、それがきっかけとなり会うのが久々になる人達との予定ができた。  そして

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          8本

        記事

          下世話

          私はとことんモテない。女性からはもちろん、男性からも人気はない。 「女性から好かれるタイプ」 「男性から好かれるタイプ」 「女性から嫌われるタイプ」 「男性から嫌われるタイプ」 など色んなタイプを聞くが、 男性女性関係なく、私は嫌われるか関心を寄せられないタイプだろうと感じている。 とはいえ初めて会う人には声をかけるし、序盤では声をかけられるが、知らない間に身の回りの人たちが仲良くなっていき、いつの間にか1人になっている。 現象でいうと、奇数人で歩いてると気づいた時には

          距離

          満員電車に乗る。目の前に立っている人、真後ろに立ってる人、椅子に座ってる人、遠くで立ってる人。僕との距離は同じである。 心で感じる距離は常に不規則である。どんなに離れたところにいても、どんなに近くにいても、それに比例しない。 例え、毎日抱きしめあっていても近いとは限らない。5年以上疎遠でも遠いとは限らない。 かといって近いと感じる人とずっと関わりが続くわけでもないし、仲良くなるとは限らない。 不思議だ。この感覚は言葉だけでは説明がつかない。血が繋がりがあってもなくても、

          仮面

          仮面をしている。テレビに映っているそのヒーローは悪者を倒して正義を貫いている。私はヒーローが出る番組をあまり見ない子供だった。見る時期もあったが、どちらかというと大人たちが試行錯誤して笑いを生み出そうとしていたり、ストーリーを描いていたり、音楽を伝えようとしてくれたりしているのを見るのが多かった。理由はずっとわからなかった。 仮面をしている。成長していくうちに人間という生き物は”常識”や”世間体”、”建前”を大事にしていると気づいた。自分が周りと逸脱していないか気にして、生

          立夏

          雨が降っている。最近の暑さが嘘のように寒い。去年までのゴールデンウィークもきっと暑い日はあった気がするけど、今年は特に暑かった。 最高な友達と最高のキーマカレーを食べたり、地元の奴らや久々に会った人と酒飲んだり、1人で道を歩いたり。 数年ぶりに行った土地も、いつも行く土地も、お馴染みの景色も、見たことのない景色も、特別なものに感じた。 ここ最近までは、真っ暗の中でたびたび光を感じることで、なんとか生き延びてる気分だった。先月からは徐々にそうではなくなった。何も頑張れなかっ

          謹賀新年

          あけましておめでとうございます。このnoteもだいぶマイペースになってきて、見る人も当初より少なくなってきましたが、今年も書きたいタイミングで書いていこうと思いますので、宜しくお願い致します。 年始の挨拶はここまでとして、私は今年27歳になる。ここまで大病を患うことなく生きることができて幸せだと感じる。人間は健康が第一。それは精神的にも肉体的にも健康であることが大事だ。そうでなければ、仕事だってできないし、趣味だって満足に楽しめない。 病は突然やってくる。私の父は2021

          Muse

          20代後半に差し掛かってから、思いふけることが増えた。 過去のこと、今のこと、そして未来のこと。過去の自分が今の自分にリンクするところもあるけど、もちろん過去の自分から考えると考えられないような今の自分もいる。時代とともに考え方がアップデートされていく。それはきっと世の中や身の回りと自分に、ギャップがあまりないように擦り合わせていくためだろうと思う。 考え方がどうアップデートされたのかと思い返し、ふと気づいたことがある。自分は学生の頃と比べて現実主義になった。 学生の頃は運

          最低最悪で最高最善

          最近わかったことがある。 いくら努力しても叶わない夢があること。 反対に、さほど努力してなくても叶っていることがたくさんあること。 何事も”良くないな”と思ったら、それから距離を置くといいこと。 反対に、"良いな"と思っても、それから距離を近づけすぎないほうがいいこと。 生きていれば楽しくないと思う時間が必ず来ること。 反対に、生きていれば楽しいと思う時間も必ず来ること。 仕事、趣味、人間関係、健康、それらはいつも表裏一体で、 いつだって命を落とすレベルで綱渡りであっ

          最低最悪で最高最善

          鞍替え

           今年は2019年以来、「外でのGW」を過ごした。友達と一つ屋根の下、朝まで笑って過ごしたり、広い公園でBBQを楽しんだり、オンラインゲームのオフラインイベントに行ったり、この2年間ではできなかった時間を過ごした。過去の匂いを感じながらこの日々を過ごした。  「過去の匂い」と表現するのは、そろそろ自分をアップデートしていきたいのだ。朝まで笑って過ごした友達も、広い公園でBBQを楽しんだ友達も、オフイベに行った友達も、変化を感じる。見た目が変わったり、中身が変わったり、立場が

          彩る

          お久しぶりです。と言うのも、このエッセイを書かなくなってから、2ヶ月が経ってしまっていた。何で書かなかったのか理由はこれといってないけれど、飽きたから書かなくなっていたわけではないし、そもそもこの活動に飽きていない。元々自分の考えを話すのは好きで、感じたり思ったりしたことは文章にせずともツイートをしたり、飲み会の席で話したりするのは昔からずっと変わらないことだ。最近は飲みに行くのも減ったし、会社で誰かに自分の考えを話すような機会もないのでツイートくらいでしかめっきり言わなくな

          Leap

          時間を飛んで、何度も過去をやり直すような作品は時々ある。 大抵そういう作品は、その先の展開が予想できても面白く感じる作品であることが多い。これは、何度見ても面白いということにもつながる。 実際の世界では、過去をやり直すことはできない。過去は振り返ったり、これから先の学びにしたりすることがほとんどだ。 過去はもう帰ってこないことだけど、その過去が現在とリンクしてる瞬間に出会うと、胸が熱くなる。 この間、母校の文化祭があった。コロナ禍でも、色々乗り越えて、開催に至った。私は

          故障

          夕方5時くらいに起きた次の日の月曜日、約1週間ぶり出社のため、いつも通りイヤホンに電源を入れようとした。いつもなら「テレーン」という音とともに電源が入る。だが入らない。何度も電源ボタンを長押ししてもダメだった。(もちろん充電に相当することは前日に行った。) モノは突然壊れる。この前はLANケーブルが壊れてネットが繋がらなくなったし、もう少し前になると、クレジットカードのチップも突然読み込まなくなった。姿形は変わってないのに壊れるのだ。ちょっぴり落ち込んで会社に向かう。こんな

          日々を跨ぐ

           人間には、時間の流れやなんかしらの拍子で、誰にも言えないことが出来てしまう。同僚にも、友達にも、パートナーにも、家族にも、言えない「秘密」がある。私はなるべく、自分の秘密を作らないように生活している。誰かから明かされた秘密は、絶対に隠さないといけない。そのせいで、嘘つかなきゃいけないときもあるし、「言っちゃいけない」というルールから、なんだかその暗黙のルールを、何かの拍子で破りたくなって、つい破ってしまう。(これは100000%私が悪い。)  こんな私だが、身の回りの友達は

          日々を跨ぐ