【リキ日記】カーテン
ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。
我が家のハリネズミの名前は、リキという。
リキが、我が家に来てから、色々と、ネットで調べたり、本を読んだりして、ハリネズミの情報を入れていこうとしているのだが、なかなか時間が作れず、遅々として進まない。
こんなことではいけないと思いながら、なかなか、手がつけられないでいる。
南の、リキの部屋に引っ越してから、北の部屋に比べると、流石に、少し明るくなった。ちょっと明るくなり過ぎたところもあって、そして、これから先の、夏の暑い日差しを遮るためにも、分厚めのカーテンを購入しようということになった。
家内のこだわりポイントは、ポイ活と、クーポンと、節約である。
家内と一緒に、カーテン購入を目標に掲げて、5月の末に、買い物に出かけた。
家内が言うのだ。
いくら愛情を注ぐとは言っても、高いものを買って甘やかしたら、いい子に育たないからね。
心の中の、リトルkojuroが、呟いた。
可愛い子に、何を言い出すのかね。
だが、家内は、こだわりポイントにかけては、とてつもない手練れである。
格安の、サイズぴったりの、極上ものを、どこかから引っ張り出してきた。
心の中の、リトルkojuroが、感心して呟いた。
さすがは、節約女王陛下!
そして、こんな特典を、更に使おうとしていた。
心の中の、リトルkojuroが、いささか困り気味に、ツッコんだ。
いやいや、持ち込むカーテンが、無いから。
我が家に帰ると、家内が、言った。
今日は、節約で、大変な貢献ができたわ。
そして、足を私の前に、出してきた。
私は、愛情と尊敬の意をこめて、足を、マッサージし始めた。
家内と、ドラマの録画を見つつ。
家内は、上機嫌になってきた。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和だ。
だから、
これで、いいのだ。
上のGIFデータは、磯貝さんに、使わせて頂いている。今後も、リキ日記には、挿絵的に使わせて頂こうと思っている。
名前は、リキである。勝手に、私が、強引に、磯貝さんに、お願いをした。
磯貝さんは、何度となく、記事を参照させて頂いたり、カバー画像を使わせて頂いたり、している。
磯貝さんは、アーティストだが、「箱」や「WATCHER」などの小説を書かれる、ノベリストでも、ある。
「箱」は、かなり異次元の話の展開であるのだが、真の愛とは何かを問う、かなり深いテーマの作品である。
konekoさんによる、「箱」の朗読が投稿されているので、ここで、紹介させていただく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?