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【子育て】重すぎるランドセル問題に対して【課題解決】

数週間前に、重すぎるランドセル問題を解決するために、小学生が「さんぽセル」なるものを開発したことを知りました。

自分が抱える問題の解決のために考え、その考えを形にした小学生の行動力は素晴らしいと思いました。

このさんぽセルには、賞賛と批判(非難)の両方の意見があるようですが、どちらの意見も、小学生の行動に対しても、重すぎるランドセル問題に対しても、不毛なのでいらないのではないかと思いました。

重すぎるランドセル問題はさんぽセルだけで解決できるものではありません。また、小学生もさんぽセルというアイデア商品を作ったことを世の中に褒めてほしくて開発したわけではありません。たぶん。

まず、気になったのはマスメディアの報じ方。
どちらかというと、さんぽセル賞賛の立場の記事(報道)が多いように感じます。
メディアがすべきことは、小学生ががんばったことを世の中に伝えることでしょうか。
さんぽセルというアイデア商品を世に流通させることなのでしょうか。
重すぎるランドセル問題は、単に小学生が背負うランドセルの総重量が重くなっているということではありません。
報道には、社会的課題を解決する材料となる背景等(教科書の重さ、教科書の重さが増加する要因、教科書以外のランドセルの内容物の変遷など)を世の中に伝えてほしいと思います。

一人の保護者として、「重すぎるランドセル問題」について書いてみましたが、「私は」さんぽセルは買いません。

長男は入学後間もないころ、家の前で転んで額を割り、病院のお世話になりました。
慣れないランドセルを背負ってバランスを崩したようです。
今年1年生になった次男は、今のところ登下校で転んでけがをすることはありません。

子育て世代である私も、問題にかかわる当事者です。
私は「さんぽセルを買う」という選択をしません。
わが子のランドセルが毎日異常に重いと感じたら、まず関わりのある学級担任の先生や学校と「交渉」することを選びます。
また、鞄(ランドセル)の中身が持ち運ぶに値するものかどうか、自分で判断する力をつける声掛けをすると思います。

今のところ、わが子のランドセルは健康を害するほど重くはありません。
重すぎるランドセル問題の一端は保護者と学校、親と子のコミュニケーションの問題ともとらえることができるように思います。

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