#16 ハイブリッドが一番

【声優 佐原誠って?】

●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役
●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役
●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役
●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役
●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役
●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役
●真心が届く「チェユンヒョク」役
等のボイスを担当しております。
宜しくお願いいたします!

*この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。
*動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。
*あるいはテロップがわりとしてどうぞ。

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どうも、佐原です。
【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます!
ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら

「ハイブリッドが一番」

はい、16回目となりました。ではさっそく続けていきたいと思いますよ!!

佐原さんは前回までの15回で語ったような事について調べたり、考察したりするのが大好きなんですね。その結果、15回もしゃべり倒すような意味の分からない感じになってしまったわけですが、勉強するにも考察するにも、とあるポリシーを持っております。

それは「感情一辺倒でもダメ、理論一辺倒でもだめ。感情と理論のハイブリッドこそ目指すべき道」というものです。

感情一辺倒とは何かというと「自分の感情(気持ち)や欲望に忠実になる」という事です。利己的で主観的な生き方を良しとする行動方針です。

人間は感情を持つ生き物ですから、このような考え方や生き方をすれば、自分だけはある程度ストレスフリーな生活を送れるでしょう。また、心の赴くままに生きる事は、心を持つ生き物として自然な事のようにも思えます。

ですが、それでは社会秩序というものが保てなくなり、社会が崩壊します。

何故ならば、欲望のままに生きることを良しとすると「自分の自由」と「他人の自由」がぶつかり合うからです。互いの自由がぶつかると争いが起こります。その果てには滅亡が待っています。それでは種の存続を考えた時、大変都合が悪い。ですから人間は前頭葉という理性のストッパーを保有する事を選び、それを進化させる道を選びました。

これは佐原さんの持論ですが、きっと人間の先祖の中には、社会性を増強させず「個体としての強さ」に特化した進化を選んだ種もいたのだと予想します。しかし現在を見回してみると、世界中どこを探しても、人は必ず社会を形成して生きています。そこから鑑みるに、社会性を増強させる道以外を選んだ人間の祖先は絶滅したという事だと思います。

という事は、今地球上に生きるすべての人間にとって「社会性」というのは、非常に重要な意味を持つものだと言えると思うわけです。「ノー社会性ノーライフ」と言っても過言ではない。


人に怒りを鎮める機能(理性)を持たせ、社会性を持たせ、自分は社会においてどのような立ち位置なのかを考えさせるメタ認知を持たせたのは、前頭葉。

しかし人類の数が増え、それに伴い文明や社会構造がどんどん複雑化していきました。その結果、「理性」や「社会性」という個人に依存する「暗黙の了解」だけでは、社会秩序を保つうえで不足になりました。そこで人は、ルールを作ったのです。

「世界人権宣言」「憲法」「法律」「職場のルール」「学校のルール」「家族のルール」「友達間のルール」「暗黙のルール」
あらゆる範囲と強度のルールを設定したり、前頭葉を発達させる事で、人間はその欲望をおさえ、他者と共存できるよう努力してきました。

つまり基本的に理性やルールというのは、人間の欲望とは逆の発想、という事です。ですから、理論や理屈、それを明文化したルールというのは、人間がその社会性を保つうえで、とても大切なものなのです。


ですが、理屈ばかりだと人間は生きていけません。何故ならば人間は、理屈だけでは生きていないからです。

「健康上よくないけどやめられない。倫理的にあまりよろしくないかもだけどこれが好き。」等々。どうしても理性や理屈で押さえられない部分が、人間にはたくさんあります。

そのような「どうしようもない部分」をルールなどで無理やり抑えると、人間は多大なストレスを抱える事になります。そのストレスはやがて爆発し、場合によっては社会秩序を乱す行動につながります。


ここで一度「そもそもルールは何のために制定したのだっけ?」という根本に立ち返って考えるみる。それは、「社会秩序を保つため」です。その社会秩序を保つ事のために作ったルールが社会秩序を崩壊させるのであれば、それはストレートに本末転倒というもの。

ですから社会秩序を保つためのルールというものは、「人間」というものと向き合わずには作れません。人間を無視した理屈は、実現不可能な机上の空論と前に申したのはそういう事なのです。

人間として生きていく以上、心を理解しようという姿勢は必須。だって人間ですから。しかしだからといって「心の赴くまま」にさせていたら社会秩序が保てず、その延長線上には人類滅亡が待っている。

ですから僕は「理論と感情のハイブリッド」が大切なのだと思うのです。「理論と感情のハイブリッド」を目指して、どこが一番いいバランスなのか、その落としどころは何なのか知りたくて、勉強と考察を続けています。

正直その答えはわかりません…。実際そんな事可能なのかな、とも思ったりもしてます。ですが、そのようにバランスを取らないとまずい事になりそうなのは、「バランスを欠いた人たち」がしでかした数々の歴史的事件をみていると、薄らぼんやり理解できるところ。

こんな事を勉強し自分なりに考察する事で、世界や社会が変わるとは思いません。なんなら身の回りの人の意識すら変えられると思っておりません。

ですが、他人を変えられない事と、自分が変わらない事は話が違うわけで。ですから、せめて自分だけでも変わろうと色々と試行錯誤していたりするわけですね。

そんな佐原さんはどうなのかというと、佐原さんはめちゃくちゃ「感情」寄りの人間です。子供の頃からずー---っと「感覚頼りの感情一辺倒」で生きてまいりました。
だからこそ、自分は「理性」を日頃から強く意識する事でバランスをとれるんじゃないかなーと考えています。そのために、理屈だとかエビデンスだとかそういう勉強をすることが大切なのではないかと思ったのです。

その結果、気づけば10年以上こうした勉強をしていました。と、そういうお話でした。

「じゃあ、佐原さんは勉強はじめてから何か変わったの?」と問われると、その答えは「YES」です。ものすごーくかわりました。過去の自分を否定たいわけじゃありません。ですが、間違いなく変わったなと思っております。それもいい方向に。



『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。』



この言葉は、心理学者・ウィリアム・ジェームズさんの言葉とも、ガンディーさんの言葉とも、マーガレットサッチャーさんの言葉とも言われているそうで、
出展がどこなのかまったく不明なのですが、大変興味深い。

「この言葉の根拠は何なのか?」という事を説明するとまためっちゃ長くなるので今回は割愛するとして…少なくとも自分にとってこの言葉は「途中までは」真実だったようでして。勉強し考察し、心を入れ替え行動を変える事で、たしかに自分の習慣も人格も変わったように思います。

なぜ「途中までは」と言ったかと言うと、最後の「運命」の部分です。これに関しては死ぬまで生きないと何とも言えないので保留(
それに、人生は「ABテスト」ができないですから、運命というものが変わったか否かは確認のしようがありません。ですから「途中までは」となるわけで(
いやしかしながら、運命もいい方向に変わっているといいんですけどね(



というわけで、全16回と大変長くなってしまいましたが、これにて一段落となります。

第1回目は「番組を観たから佐原さんもそれについて語るー!」なんてよくわからんテンションで始めましたが、最終的にはこんなところに落ち着きました。
話が色々と飛んで大変聴きづらかった(読みづらかった)と思います。大変申し訳ございません。しかしながら、それにもかかわらず、ここまでお付き合いくださった方本当にありがとうございます。



ちなみに今回16回もの回数にわけて話し出したきっかけとなった「番組」がいったい何かというと……

YouTubeチャンネル「ABEMA 変わる報道番組#アベプラ【公式】」にて2022年3月9日から公開されている
【叱る依存】「自分の欲求を満たすだけ」叱る=愛情の裏返しはウソ?ストレスや負の感情が増えるだけ?これからの子育てや人材育成を考える

という番組でした。
話が長くなる予感は最初の段階でしていたので、とりあえず自分の意見を言いきってから番組名を公表しようと思っておりました。
もしよければ、そちらもご覧になってくださいね!!

長々とお付き合い下さり、本当に、本当に、ありがとうございました!!

それでは、またね!!!



【了】



佐原誠のTwitter
https://twitter.com/this_is_makotoS

佐原誠のYouTube
https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg

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