休職日記 - Day23|企業で働く障がい者のリアルを伝える活動がしたかった
こんにちは、のそです。
私は自分自身が精神障がい者になったことで、精神障がい者の社会復帰の難しさ、働く現状を知りました。
精神障がい者は正社員で雇われることも少なく、月の平均給与は12万5千円。
フルタイムで働いたとしても月給は高卒初任給程度。
そこからほとんど上がることはない。
精神の病気なら肉体労働ならできるのでは?と思われがちですが、肉体的な疲労は精神的な疲労に繋がります。
できるかどうかはその人次第となります。
タイトルの通りですが、私は今の会社で本業以外にやりたいことがありました。
それは障害を持つ社員が働ければそれでいいのではなく、活躍できる環境をつくること。
そのために、そのリアルな姿を社内外へ発信していけたら、と考えていました。
そう思ったきっかけは、就職活動のときです。
障がい者雇用に積極的です!
と謳っていても、実際どんな風に働いているのか、全然わからない場合が多かったんですよね。
志とか書かれたって、知りたいのはそこじゃない。
障がい者雇用で働く上で、
どんな苦労があったか
どんな工夫をしているか
困ったときにはどうしているのか
それとも本当にそんな苦労や工夫もなく健常者に混ざって働いていますなのか、
そういったところが知りたかったんですよね。
障がい者がイキイキ働いています!という紹介のほとんどは農作業や支援施設などの場合が多かった気がします。
障がい者が一般企業で働く情報ってなかなか得られないんですよね。
障害を全世界にオープンにすることになるプライバシーの問題もありますし、働いている障がい者自身、あまりそういったことを発信していないからです。
健常者であれば、OB/OG訪問や、今だったらOB/OGマッチングアプリとかもありますよね。
ですが、同じ障害でも状況は人によって様々です。そんな中で自分と少しでも似た境遇の人を探すのってかなり難しいです。
たとえ、個人で発信されていたとしても、どの企業なら働きやすいのか、ってわからないですよね。
きっと、企業ごとに特色が出ると思いますし、障がい者をまともに扱っていない企業とかでは、とてもじゃないけど働く実態なんて外には発信できないという企業もあるのではないかと思います。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、障がい者雇用に力を入れている企業は、働く障がい者のリアルをオープンにしていける社会になると良いなと思います。
数年後には、障がい者に焦点を当てる必要もなくなると良いな、と思います。
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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