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休職日記 - Day10|「普通」なんて面白くないと思っていたあの頃

こんにちは、のそです。


私は高校生になるくらいから、漠然と「普通」ってなんか面白くないな、と感じ始めました。思い出すと小学生の時から何故か、「人と違うものを選ばなきゃ」みたいに考えていた気がします。

どちらかと言うと「目立ちたい」というよりは、「みんながこうしてるからこっちの人手が足りなくなる、私がやらなきゃ」みたいな「謎の義務感」とか、「みんながそっちやってくれるなら、そっちの結果はわかるよね、じゃあ、私はこっちやってみるね」みたいなことから人と違うものを選ぶ行動をしていました。


今思えば、物事に対する探究心が強かったのかな、とも思います。

私は高校受験をした時も何校か合格したのですが、進学先を決めた基準は「普通科ってなんか面白くなさそう」で、技術系の少し特殊な学校へ進学しました。


そこでの生活は多様性に溢れていてなかなかに面白かったです。ただただ、楽しく過ごしてしまったので、もっと勉強して学生のうちにしかできないことをたくさんやっておけば良かったな、と少し後悔しています笑


いわゆる、「大人」に近づくにつれて私は頑張って「普通」になろうとしました。「普通」に働いて、「普通」に結婚して、「普通」に生涯を終えることを目標にして。

ところが、「普通」になりたくてなりたくて仕方ないのに1ミリもなれない。

大学院は中退してしまったし1社目の社会人生活は散々セクハラに遭って、メンタルを病みました。

毎日、泣きながら会社に行って泣きながら仕事をして

味覚が麻痺して食事も取れなくなっていって体重は30kg台になり、

声が出なくなり、

まともに歩けなくなり、



そして障害者になって…



何年もかかってやっと社会復帰できたと思ったら、またメンタル病んで休職して…


なんで私は「普通」になれないんだろう、何度もそう考えたことがあります。でもよくよく思い出してみれば自分だったんですよね。「普通なんて面白くない」なんて思っていたのは。


最近、少しずつ諦められるようになってきました。それはネガティブではなくて、なんだか少しスッキリとしたような感覚で。

「普通」に働けなくて
「普通」に生活できなくて
「普通」に結婚もできない
「普通」にはなれない
けど、それが私なんだって。



「私」ってそういうやつだから、仕方ないかな、なんて。


私は私なりに生きていれば良いのかな、と自分の中で腹落ちしてきたというお話でした。


以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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