気を使わせてしまうのが申し訳なく感じる心理

誰かに心配してもらった時に、その心配をありがたく受け取れるでしょうか?

私は、相手に気を使わせてしまうのが申し訳なくなってしまうのが悩みです。

せっかく心配してもらえているのだから、その優しさを素直に受け取ってもいいのに、ただただ恐縮してしまうんです。

ということで今回は、度々遭遇するこの心理について改めて考えてみたいと思います。


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気を使わせて申し訳ない

私は先日体の調子を崩した時にメンタルも猛烈に落ちてしまい、思わずネガティブ満載の弱音がドバドバ出てしまいました。

それを聞いた相手は慌てて私を慰めるべく「大丈夫だよ、そうは言ってもそんなにひどい状態でないし、極端な話時々サボったってあとでまとめてやれば問題ないよ」とフォローしてくれました。


それを聞いて、私はひどく申し訳ない気持ちになったんです。

「ああ、こんなに相手に気を使わせてしまって申し訳ない。こうなるとわかっていてそれでもこんなしょうもない弱音を吐いてしまった自分がなんとも情けない」

そうしてますます落ち込んでしまいました。

こんな受け止め方では慰めてくれた相手の優しさに失礼だとよく考えればわかるのに。


原因はこれ

気を使ってくれた相手にひたすら申し訳なさを感じてしまう原因は思うに、

「人に迷惑をかけることは悪」という強迫観念です。

子どもの頃から人に迷惑かけないようにと社会全体から植え付けられてきた気がします。

だから弱音を吐くのも気を使われるのも人に迷惑をかけていて悪いことだと感じてしまうのではないでしょうか。


迷惑をかける≠世話をかける

でも人は誰かや何かを世話をするのが本能的に好きです。

小さく、弱く、脆いものに対して助けたいと自然に思ってしまいます。

そして誰かを助けている時、人とのつながりや自分の存在意義、他者貢献の満足感などを得て、実は助けている側が気持ち的に助けられているという話はちょくちょく耳にします。

つまり、人に心配され気を使われるのは、迷惑というよりも人に世話をかけている行為で、必ずしも悪とは限らないんです。


そう考えると、気を使わせてしまって申し訳ないと過度に思い詰めなくて済みそうですね。




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