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低すぎた自己肯定感

こんばんは。mywayのμ(ミュー)です。

私には3つ上の兄がいるのですが、両家にとっての初孫だったこともあり、兄は祖父母や叔母から、それはそれは可愛がられて育ちました。
「μにはナイショよ」と、お小遣いをもらっている場面に遭遇することもしばしばでしたが、私が見ていることは言い出してはいけないと思って黙っていました。

親戚中のアイドルの兄ですが、どうやら学校では上級生からいじめられていたようで、そのストレスのはけ口として、私は家でかなりいじめられていました。本氣でプロレスの技をかけられたり、朝イチで週刊少年ジャンプを買いに行かされたあげく、読みたかった場合は発売翌日に定価の半分以上の金額を払わされたり。
いま思うと笑ってしまう程の兄の器の小ささですが、当時はそれが絶対。

働いている母に告げ口をしてその場が収まったとしても、兄といる時間の方が圧倒的に長く報復を恐れた私は、母に一切告げ口をしませんでした。

大人になってからこの話をしたら、やはり母は一切知らず、兄妹とっても仲が良いと思い込んでいたので、私の演技力はすごいと思います。笑

そんな兄が大病を患い、長期入院を余儀なくされ母は付きっ切り。
私は学校帰りに近所のお家でお世話になることになりました。

母の愛が欲しい時期に受け取れず、私を可愛がってくれる人は誰もいない。
人の心に寄り添えない父から「μは不幸の星の元に生まれたからなぁ」と何の氣なしに言われたこともありました。

自己肯定感が高まる要素ゼロな子供時代を経て、成長していきました。

それぞれの出来事に対する反応が、まさにHSC(Highly Sencitive Child)ですね。相手の心をおもんばかるばかりに、自己主張をすることができず、負の感情を処理できずに小さなトラウマを積み重ねていくのでした。

また、HSCであったとしても、幼少期に親や先生など周りの大人からたっぷり愛情を注いでもらい、その敏感な感受性を肯定的に捉え伸ばすことができた子は、大人になっても生きづらさを抱えないと言われています。

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